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ナス染め
最近ナスの旬がきたようで、よくナスがたくさん売られているので染めたくなり冷凍保存していたナスの皮を集めて染めました。
今回でナスの皮で染めるのは4回目になりますが、毎回ナスの皮からこんなキレイな色が染まるんだ〜と不思議で楽しいです。
科学的に言えば、あのナスの皮の色は【ナスニン】というアントシアニン系色素が入っているから、、、という事になるのですが、私はどうしてナスがこの様な色を身にまとうようになったのか、とか植物が環境に応じて試行錯誤しながら進化しているところに興味があり、調べたり想像したりするのが好きです。このnoteでは植物染めを通してその植物の魅力を記録していこうと思っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716358900580-K9D2exCsHd.jpg?width=1200)
ナスって外見は濃い紫で艶々の黒光してるので、硬くて重そうに感じますが、実際持ってみるととても軽くて、中身はグリーンがかった白でスポンジの様なフワフワした感触で面白い野菜です。
昔はこの食感が苦手であまり自分では買う事がほとんど無かったのですが、皮で染めてみたいという好奇心からナスを食べるようになり麻婆茄子や天ぷらが好きになりました。
※皮に栄養が多く含まれているのでみなさんは皮ごと食す方がオススメです!
あのワックスしたかのようなツヤはナス自身が汚れや虫などから身を守る為に出しているロウ質の膜らしい。
植物は紫外線が強すぎると細胞が傷つきやすいので、色素など作り出して身を守ったりしていて、ナスも同様で紫外線をたっぷり浴びると色素が濃ゆくなり、抗酸化作用も上がり栄養価も上がるという、摂取する動物や人間にもメリットがあり、うまく出来てるんだな〜と日々感動しています。
他にもナスのすごいところがあり、【親の意見とナスの花は千に一つのムダが無い】ということわざまであるぐらい、ナスは花が開花するとほぼ実が出来るそう。
花を咲かせるまでが大変なのかもしれないが、理由として一つの花に雄しべと雌しべがあり、風で揺れるだけでも受粉しやすいという構造になっている。無駄な労力を使わず実を実らせるよう進化していってると思うと本当すごいです。
ナスの皮を染めるポイントとしては
酸化しやすいのであまり時間をかけずサッと染める。
1番上の写真は アルミ、銅、鉄で染めています。
今後も染めの記録とともに植物の魅力を伝えていけたらと思っています。
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