子どもがいると楽じゃない?
「子どもがいると楽じゃない?」
というのは、先ほど2歳9ヶ月の娘に言われた言葉だ。
事の発端は寝る前だった。寝かしつけでおしゃべりしているなかで、娘が「ママたのしい」と言った。
何気ない一言が嬉しくて、
「ありがとう。ママも(娘)がいると楽しいよ」
と返した。
すると、え~、と照れたようにわらって、でも、というように、
前述の
「子どもがいると楽じゃない?」
と聞いてきたのだ。
最近そんな話をしたかどうか、記憶に全くなかったので、一体どこでそんな言葉を覚えたのかと驚いた。私のケータイでも覗き見されてたのかと馬鹿げたことすら考えてしまった。
3歳に届かない舌ったらずな口で言われると思わなかったー。内心、汗を拭く……。
友人やママ友の前で、または夫の前で、つい気が許緩んで娘の話をしてしまうとき、全身でじっと聞き耳をたてているなぁとは気づいていた。
なるべく楽しい話に持っていくようにしたり、いないときに、とも思っているが、ほとんど娘と一緒に行動しているため、そのタイミングでしか話せなかったり、ママ同士だと共通のお悩みを話したかったりして、申し訳ないと思いつつ、娘の前でいろんな話をしてしまうことがあった。
夫も話したがりの議論したがりなので、夫婦の会話も娘はよく聞いている。
ほんと、気を付けなくちゃなぁと思う。。
何をひろいとっているかわからない。
まあ……夫とは7割くらい「娘が可愛い」という話をしてるので、娘は自分のこと可愛いと思って疑っていないが(それはそれで良いのかわからないが)。
夜の続き。
娘には、
「こどもがいると確かに楽ではないかもなぁ。でも、子どもがいるともっと楽しいんだよ」
と答えた。
娘が、いつもの癖で「子どもがいないとなに?」と聞いてきたので、
「子どもがいなくても楽しいこともあるけど、子どもがいると、もっともっともーっと楽しいよー!!」
と答えたら、さらに返ってきた。
「こどもいっぱいいたら?」
「もっと賑やかで楽しいかもねー」
「もっといっぱいいたら?」
「もっともっと賑やかで楽しいかもねー」
そう答えたら、うふふとわらって、ようやく納得したようだった。