ネガティブな原動力が自分を作った
何かを続けるきっかけ
面接準備として作成したポートフォリオに、何気なく記載した学生時代のこと。
そこには、中学から打ち込んだ音楽系の部活動のことを書いた。
その、3行ほどの経歴について面接で深掘りをしてくださった方がいる。
今まで自分が頑張ってきたその活動を、「なぜそこまで頑張れたのか」と聞かれた。
正直、考えたこともなく、手探りで回答をしたのだけど、
結局のところ「好きだから、認められたことが嬉しかったから」頑張れたというのが大きい。
承認欲求
好きなことや、得意なことを伸ばしたいしとにかく認められたいと思っている。
その根底に、「自分に自信がない」「自分より優れている人ばかりな気がする」というネガティブ思考と、
「自分を特別だと思いたい」「自分のことは結構好きかも(と思えるときもある)」
という、隠れて見えないくらいに小さな思考が同居していることがあると思う。
なぜこんなにファッションにこだわるのかと考えた時、
「自分はそもそも周りよりも劣っているから、ファッションを味方につけて少しでも好きな自分になりたい」
が一番しっくりきた。
我ながらネガティブだなあ…と思ったけどこれが率直な気持ちであり、
結果的に周りからおしゃれだと言ってもらえたり、
今日の自分いいじゃん、って思えることがあるのは間違いなくファッションの力。
劣っていると思いつつも、心の隅では「でも結構今日の自分いいよなあ」「なんか今日の髪型めちゃくちゃいいな」とか、
小さな自信が産まれている日もあったりする。
ずっとポジティブじゃなきゃいけないわけじゃない
ネガティブで気にしすぎるところ、周りの目ばかり気にするところは長所だとは思っていないけど、
その性格があったからこそ今の自分が出来上がっているのであれば、
まあ悪いところなわけでもないかも、とは考えられる。
35歳を過ぎて、こうやって自分のことを少しずつ受け入れたり分析できることは結構楽しくて、歳を重ねたからこそなのかなと嬉しくなったりもする。
このままいけば、40代だってきっと楽しいだろうなって想像できる。
色んな事があるけれど、うまく自分と付き合っていこう。