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占星術の12感覚について

人間のもつ感覚は五感とも言われますが、それ以上に細かなものがあるだろうとして12つの感覚があるとも言われていますが、これを占星術の12つのサインと対応させているものがあります。

この12感覚は占星術のサインと対応させているので4元素ごとに分ける事も出来ます。

余談ですが、12というのは、数字の4×3=12なので、地球上で使う分類と言って良さそうです。
因みに、地球より次元の移動のイメージでいうと、この階層は7つでグラデーションらしいです。

サインと対応している12感覚
火:牡羊座→自我感覚
土:牡牛座→思考感覚
風:双子座→言語感覚
水:蟹座→聴覚
火:獅子座→熱感覚
土:乙女座→視覚
風:天秤座→触覚
水:蠍座→生命感覚
火:射手座→運動感覚
土:山羊座→均衡感覚
風:水瓶座→嗅覚
水:魚座→味覚

土の元素の感覚
山羊座の均衡感覚で、認識の範囲を指定します。
認識後、牡牛座の思考感覚で状況の把握をします。
乙女座の視覚で見ているものを整理します。

山羊座の均衡感覚は「その場」に立つ事が出来る感覚です。
山羊が崖の斜面や枝の上に立つように、その場の広さやサイズ感に関わらず、認識した範囲の場に居る(立つ)事が出来る感覚です。

そして牡牛座の思考感覚で認識した範囲に意味を持たせます。自分の中で意味の無いものは、無いものとして扱う感覚もあると思います。これは土のサイン共通の感覚だと思います。

意味を見出すと見えるもの(興味の向くもの、意味があるとするもの)を見る事が出来ます。

人間の視覚は全てを見ているようで、記憶に残るもの、見ていると認識しているものは視野の中の狭い範囲です。

お皿の上の料理に目を向けると、皿の模様は見ていません。
料理を見ると、テーブル上にあるものは見ていません。
食卓のテーブルを見ると部屋の様子は見ていません。
テーブルの向かいに座る人を見ると、テーブルも部屋も見ていません。

このように範囲を狭くするような感覚、指定するような感覚が土のサインの作用です。

この土のサインの感覚を破るものが風のサインになります。
土壁、範囲した土の塊を風の力で崩す、粉々にする作用です。

風の元素の感覚
双子座の言語感覚は、言葉としてモノを分割、枝分けします。
天秤座の触覚は、見える見えないの関わらず、多角的に分析し更に細かく分割します。
水瓶座の嗅覚は、嗅ぎ分ける感覚です。

双子座の言語感覚は、牡牛座の思考感覚を意味付けし、定義するような形で更に細かに設定する事が出来ます。
新種の生き物に名前を付けて、カテゴリーとして分類するようなニュアンスです。
天秤座の触覚は、視覚の視野の見ているもの以外も感じようとする感覚です。

水瓶座の嗅覚で嗅ぎ分けるものは、物質的な匂いや香りでは無く人の「気配」や場の「空気感」を感じる感覚です。
見ているもの、聞こえてくるものが真実でないとして嘘を見破るようなニュアンスと言えます。

このように、枝分けする、細かくする、分ける感覚そのものが風のサインの作用です。

水の元素の感覚
蟹座の聴覚は、異なる階層であっても、同じものだと認識出来る感覚です。
蠍座の生命感覚は、同じものとして集める、圧縮させるような感覚です。
魚座の味覚は、対象物を飲み込み、自らに同化させる感覚です。


タロットの水の元素はカップの絵柄で書かれているように、水は土の元素の入れ物に入りやすいものです。
これは地球上の限られた時間、空間の中では水は入れ物が必要になるという事です。
水を育てる為に、風の元素を使って土の元素を崩す感覚と合わるのも良いでしょう。

蟹座の聴覚は、音階の上のドと下のドは同じ音とする感覚や、和音のように共鳴や一つの音とするような感覚です。楽器に親しみのある方は、チューニングの違う楽器も個々に演奏すればそれぞれきちんとドレミの音階に聞こえると言っても良いでしょう。

蠍座の生命感覚は、朝起きてエネルギーが満ちあふれている感覚です。
身体(土の元素)を中で自分の色々な感覚が「私そのもの」として、一つであるとするイメージです。

魚座の味覚は、対象物(自分の身体以外)を体内に取り入れて(食べて)、自らの身体としていく感覚です。

このように、風が細かに分けたものを水の感覚で同じものだと認識したり、同化させたり、取り入れたりする作用が水のサインの作用です。

この水のサインの感覚を破るものが火のサインになります。
水面を揺らすエネルギーの揺らぎのようなもの、水の中から沸き起こるものが火の元素の感覚になります。

火の元素の感覚
牡羊座の自我感覚は、自らを押し出す感覚です。
獅子座の熱感覚は、押し出した自我が使えるものを使い表現する感覚です。
射手座の運動感覚は、自らの意図によって表現を更に進めて行く感覚です。


牡羊座の自我感覚は、どのような場であっても自らを推し進めていきます。
場所や自分、押し出す事そのものに意味が有ろうが無かろうか押し出していきます。
占星術で言うと、春分点を超えて異なる世界へ生まれ出る感覚とも言えます。
この自我感覚が少ないと、元の世界へ(岸へ上がれず魚座の海の中へ)戻されてしまいます。

獅子座の熱感覚は、牡羊座の自我の押し出しから、牡牛座の思考で世界そのもの理解し、双子座の言語でモノにそれぞれに通じる意味をもたらしたので、それらを使って表現する感覚とも言えます。(この段階はまだ他者目線が入っていないとも言えます)

そして射手座の運動感覚は、天秤座を超えて他者目線が入った後とも言えるので、ここに自らの意思を反映させて表現する感覚です。
因みに運動感覚は、双子座の言語感覚と相性が良いとされています。
身振り手振りで伝えると、より効果的になるイメージです。

このように自らを推し進めていく、外へ押しだす感覚が火のサインの作用です。
火は沈下しない限り燃えあがり、上に上昇する事からも前へと進むイメージとして覚えておくと良いでしょう。

火のサインの感覚を破るものが土のサインになります。
推し進めていくものが広がり過ぎないように、範囲を作り、囲い込むようにし、特定の世界観に閉じ込めてしまう作用です。

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