アデランスからサロン向けドライヤー「BeauStage ELEGANJET」発売
総合毛髪事業を展開するアデランスから、サロン向けドライヤー「BeauStage ELEGANJET」が発売されました。
発売当初から性能の高さや機能の充実ぶりが話題となりました。
エレガンジェットとはどのようなドライヤーなのか、また、発売元であるアデランスについて詳しくみていきます。
■アデランスの小型ドライヤーが好評
アデランスがサロン向けに展開する小型ドライヤー「BeauStage ELEGANJET」が好評です。
2022年6月から販売をスタートしたエレガンジェットはコンパクトさとパワフルさを兼ね備えたドライヤーで、長時間使用しても疲れにくい設計が特徴です。
・折りたたみ式で持ち運びにも便利
エレガンジェットは約390g（コード含まず）と超軽量です。
さらに折りたたみ式なので携帯や収納もしやすいでしょう。
付属品としてセットノズルやスタイリングノズル、掃除用ブラシとともに収納用のポーチがあるので持ち運びにも便利です。
プロ仕様のドライヤーには、風量や風速のあるパワフルなものが求められますが、性能が高くなればなるほど大きく重くなってしまいがちでした。
エレガンジェットはそんな問題やジレンマを解消してくれるドライヤーといえます。
・ボディカラーは3色
販売当初はミッドナイトブラックとイタリアンレッドの2色展開だったエレガンジェットですが、その後オーシャンホワイトが追加され、3色展開に。
いずれも光沢のあるカラーとなっており、それぞれにコンセプトがあります。
◎ミッドナイトブラック：鮮烈の黒い旋風
◎イタリアンレッド：情熱の赤い稲妻
◎オーシャンホワイト：爽やかな海と空
追加カラーとなったオーシャンホワイトは「サロンのインテリアとなじむホワイトカラーがあるとうれしい」という声を基に誕生したそうです。
コンセプトの通り、海をイメージした淡いブルーを感じさせるホワイトカラーとなっています。
・エレガンジェットの基本仕様
ではエレガンジェットの仕様を確認していきます。
◎本体重量約390g（コード含まず）
◎サイズ：幅約200mm×奥行き57mm×高さ200mm
◎折り畳み時：幅約200mm×奥行き57mm×高さ90mm
◎風量：弱・中・強の3段階
◎温度：45度・71度・108度の3段階に加え冷風モードあり
◎付属品：セットノズル・スタイリングノズル・掃除ブラシ・収納ポーチ・取扱説明書
◎メーカー価格：29,400円（税込み32,340円）
2種の専用ノズルは「イージョイント」と呼ばれるマグネットアタッチメントを採用しているため、付け替えもスムーズです。
イージョイントとはアデランスが特許を取得している独自のマグネットジョイントのこと。
現場での操作性に考慮した特殊構造で快適性の高さが特徴です。
■プロ仕様な機能が満載
エレガンジェットはサロンでの利用を想定したプロ仕様のドライヤーです。
そのため、通常のドライヤーとは違った様々な機能が搭載されています。
◎オートクリーニング機能
◎バイタルイオンで静電気を抑制
◎AIプロテクトにより安全面にも配慮
◎1400Wのパワフルな風圧
それぞれ詳しくみていきましょう。
・オートクリーニング機能
エレガンジェットは累積して1時間の運転ごとにクリーニングを行う「オートクリーニング機能」が搭載されています。
モーターが逆回転することで吸気口付近に付着したホコリを吹き飛ばしてくれるというもの。
発動するのは電源がオフになった状態の時のみなので、使用中にホコリが舞い上がるといったことはありません。
・バイタルイオンで静電気を抑制
エレガンジェットの送風口近くにはプラスとマイナス、それぞれのイオン発生デバイスが設置されています。
イオン発生量はJIS規格で上から2番目になる「クラス5」を取得しています。
ドライヤーをかけると両方のイオンがバランスよく放出され、プラスイオンは髪に、マイナスイオンはブラシに帯電。
これによりバイタルイオンによるハーモニーが生まれ、ブラッシング時に発生する静電気の約97%低減可能です。
まとまりのある艶髪に仕上がります。
・AIプロテクトにより安全面にも配慮
エレガンジェットにはAIプロテクト機能による製品安全保護システムが搭載されています。
髪を巻き込んでしまったり、ドライヤー内に異物が入り込んでしまったりするなどの危険を探知すると自動で停止します。
それだけでなくハンドルのLEDが点灯するので視覚でも危険を知ることができます。
使用頻度の高いサロンで起こりうる危険を想定した機能だといえるでしょう。
・1400Wのパワフルな風圧
軽量かつコンパクトなボディが特徴のエレガンジェットですが出力は1400Wと、性能は本格的です。
コンピュータ制御によるCNC加工のアルミ製タービンファンと約11万回転のブラシレスDCモーターを採用しているのでパワフルな風圧と耐久性の高さを両立させています。
パワーのわりに音が静かだというのもエレガンジェットならではの特徴といえます。
サロンではドライヤーをかけながらお客様と会話をすることもありますが、そんな時でも不自由なく利用できます。
ノズルが細めに設計されているため、風圧がありつつも的確に当てることが可能に。
また、楕円の空気口と空気力学に基づいたサイドエアダクトを採用したことで風向のコントロールがしやすいのも特徴です。
■プロからの評価が高い
2022年6月に発売されたエレガンジェットについて、アデランスは理美容師や美容関係者を対象にユーステストを行っています。
その結果、総合満足度98.9%という高評価を得ることができました。
なかでも次の3つの要素の満足度が高かったということです。
◎ドライヤーのサイズ感
◎ドライヤーの軽さ
◎静電気が発生しにくい
エレガンジェットの小型でパワフルな設計を可能にしたのが「Jengin（ジェイエンジン）」の採用です。
CNC加工のアルミ製タービンファンと約11万回転のブラシレスDCモーターによるジェイエンジンは小型ながらも強い風圧を実現するに欠かせないものでした。
これにより「軽くて小さいのにパワフル」なドライヤーが完成します。
静電気を低減させるためにバイタルイオンを発生させるという手法も功を奏しています。
また、ドライ時間についても変化を感じた人は多かった様子。
なんと87.4%が、ドライ時間が短縮したと回答しました。
1400Wという風圧と、ほしいところにスポットで当てられるコントロール性が実感できたことから高く評価されたようです。
■アデランスの主要ブランド「BeauStage」とは
髪の専門家として多くの人をサポートしてきたアデランスが、サロン向けドライヤーとして発表したのがエレガンジェットです。
そのエレガンジェットはアデランスの主要ブランドである「BeauStage（ビューステージ）」のアイテムの一つ。
ビューステージとはどのようなブランドなのでしょうか。
・いつの時代も美しく
美しさの基準を容姿とすることの多かったこれまでの時代は終わりつつあり、これからは自分らしい美しさを創造していく「美創」の時代になるというのがビューステージの考え方です。
トータルビューティとしてのビューステージ、というところからブランドネームを取っているようです。
・ブランドアイテムは多岐にわたる
ビューステージブランドのアイテムは、スキンケア・美容機器・ヘアケア・ポイントメイクの4つに分かれています。
眉毛専門店から生まれた目元コスメシリーズや、音波振動によって汚れを落とすフェイスケアなど、他とは一線を画すアイテムが揃っており、ブランドの完成度の高さがうかがえるラインナップです。
■アデランスの基本情報
エレガンジェットを展開するアデランスについて基本情報をみていきます。
・会社概要
◎社名：株式会社アデランス
◎所在地：〒140-0002東京都品川区東品川四丁目12番6号品川シーサイドキャナルタワー
◎TEL：03-6895-9696
◎URL：https://www.aderans.co.jp/
◎代表者：代表取締役会長 根本信男 / 代表取締役グループCEO 津村佳宏
◎設立：1969年3月1日
◎資本金：1億円
・事業内容
◎ADERANS
男性向けのオーダーメイドウィッグや増毛商品、育毛サービスの提供を行うブランド。
カウンセリングにより一人ひとりに合った提案を目指しています。
髪を増やす・育てるというアプローチが特徴。
◎レディスアデランス
女性向けのオーダーメイドウィッグやケアケア、スカルプケアの提供を行うブランドです。
品質、ファッション性の高いウィッグを展開。
◎FONTAINE
女性向けに手軽に楽しめるレディメイドウィッグを提供するブランドが「FONTAINE」です。
直営店はもちろん、全国の百貨店や大手流通チェーンでも展開しており、オーダーメイドが特徴の「レディスアデランス」よりもカジュアルにウィッグを楽しめるコンセプトになっています。
◎BOSLEY
毛髪移植ブランドである「BOSLEY」はアデランスグループの一つ。
北米市場ではトップシェアを誇り、全米にクリニックと相談室を展開しています。
◎HAIRCLUB
海外、主にアメリカとカナダにて男性向け・女性向けのオーダーメイドウィッグの販売を行うのが「HAIRCLUB」です。
育毛サービスも展開しており、欧州やアジアにも事業展開を進めています。
・経営理念
アデランスグループの使命として毛髪・美容・健康というウェルネス産業を通じて世界の人々に夢と感動を提供する、それにより笑顔と心豊かな暮らしに貢献するという経営理念を掲げています。
最高の商品、最高の技術と知識、心からのおもてなしという3つを目指し活動しています。
・クレド（信条）
アデランスでは経営理念の他にクレド（信条）を掲げ、実現のために全社員が考え、行動することとしています。
クレドとは判断や行動の基本となる信条や約束といった意味があり、アデランスでは冊子にして常に携帯することとしています。
■アデランスの変遷と活動
アデランスは1969年に法人化し、総合毛髪事業を手掛けてきました。
1997年には東証一部上場を果たしますが、2017年に廃止しています。
5つのブランドを主軸に国内外で事業を展開しており、グループ会社は60を超える一大企業です。
国内で展開するサロンは160以上ありますが、スタッフは全員が理容師免許もしくは美容師免許を取得しているエキスパートです。
髪の専門家として会社設立当初から毛髪研究を進め、新人工毛「サイバーヘア」の開発に成功。
2000年代に入ると医学や異業種産業との共同研究にも積極的に取り組み、スカルプケアやスキンケア、ヘルスケアといった分野でも大きな成果を上げています。
■アデランス会長である根本信男氏が「旭日小綬章」を受章
アデランスの会長である根本信男氏は、かつて日本毛髪工業協同組合の理事長を務めていた経験があります。
日本毛髪工業協同組合とは、カツラや付け毛、まつげの増毛や育毛、製造販売を行う事業者による組合です。
1966年には原型となる協会が設立され、2013年に一般社団法人となりました。
根本信男氏は4代目として理事長に就任、毛髪業界の発展と貢献に尽力したことにより経済産業省から推薦され「令和5年春の叙勲」にて受章となりました。
根本信男氏は2003年の秋の褒章で藍綬褒章を受章しています。
コスメや美容アイテムなども開発・展開するアデランスではサロン向けとしてドライヤー、エレガンジェットの販売をスタートさせました。
現役の理美容師や美容関係者を対象としたユーステストにて高評価を得ており、新たな市場を獲得しつつあるといえるでしょう。
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