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登録ネイリストは3万人以上「ネイリー」が8.2億円の資金調達を実施

ネイル予約アプリ「Nailie(ネイリー)」を提供している株式会社ネイリーが総額8.2億円の資金調達を実施しました。
これにより累計の資金調達額は13.2億円に。

■ネイリーが8.2億円の資金調達を実施

ネイリーは、ニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、POLA ORBIS CAPITAL、THE SEED、株式会社ベクトルなどから総額8.2億円の資金調達を実施。
マーケティングやプロダクトの強化のほかに、事業の成長スピードを加速するための内部強化や人事採用などにも投資するとしています。
ネイリーでは過去に2回の資金調達を行っており、今回で3回目となる。
累計の資金調達額は13.2億円とのこと。

■アプリダウンロードは累計200万件を突破

ネイリーとは、ネイリストと利用者をマッチングしてくれるアプリです。
3万人を超えるネイリストが登録しており、ネイル画像は190万枚以上も投稿されています。
ネイリー最大の特徴はネイリストが個人で登録するという点。
利用者は投稿されているネイル画像から好みのデザインを見つけたら、ネイリスト個人に直接予約ができます。
使い勝手の良さもあってアプリダウンロード数が累計で200万件を超える人気です。

・サロン予約でない理由

ネイリーはサロン単位ではなく、ネイリスト個人単位での登録となるため、自己紹介ページでのPRがしやすいです。
得意なデザインやクーポン情報、予約時の注意事項など、利用者が知りたいことをピンポイントで紹介できるのでマッチングミスが起こりにくいとのこと。
デザイン写真はもちろん、料金やエリア、日時などの条件で探すことができるのもネイリーの人気の理由の一つといえるでしょう。

・オンライン決済に対応

ネイリーではネイリストの予約だけでなく、料金の支払いもできます。
ネイル施術が終わるとアプリ上で決済されるので、サロンで支払いのやり取りをする手間がかかりません。
ネイリーの支払い方法は次の4つです。

◎クレジットカード(Visa・Mastercard・AMERICAN EXPRESS・JCB・Diners・Discover)
◎プリペイドカード(一部非対象)
◎デビットカード
◎atone翌月後払い

QRコードなどの電子マネー決済には対応していないので注意が必要でしょう。
ネイル予約時に支払い方法の選択が可能なので、状況に応じた使い分けができます。
施術中にデザインを変更するなど、料金が増減した場合は変更後の金額で決済されます。
利用者側で操作や手続きなどを行う必要はありません。
こういった使いやすさが評判となり利用者数が増え続けています。

■ネイリーの仕組みとネイリスト側のメリット

ネイリーは利用者だけでなく、ネイリスト側にもメリットのあるアプリです。

・ランニングコストがかからない

ネイリーは初期費用や月額費用がかかりません。
ランニングコストが発生しないので手軽にスタートできます。
費用が発生するのは新規利用者からの予約が入った時です。
施術代金の30%を予約手数料として支払います。
この予約手数料は新規利用者の場合のみで、リピート予約であれば発生しません。
そのほかに発生する費用は決済手数料と銀行振込手数料の2点のみ。
手数料額は次の通りです。

◎決済手数料:施術代金の3.6%+80円
◎銀行振込手数料:1回250円×月2回

ネイリーでの売上金は月に2回、銀行振込されます。
その際の振込手数料はネイリストが負担することになっていますが、1回の振込金額が決済手数料を除いて10万円を超える場合は無料となるとのこと。

・価格競争ではなく、技術で集客ができる

サロン単位ではなく、ネイリスト個人単位で登録するのがネイリーの大きな特徴です。
これは、ネイリストは個人事業者として営業しているケースが多いことを鑑みた仕様とのこと。
ネイルサロンが集客を行う場合、クーポンサイトへ登録するのが一般的です。
しかし登録料や掲載料、広告料などが発生するのはもちろん、せっかく予約が入ってもクーポン利用によって単価が下がってしまうため、個人経営のサロンには負担が大きくなりがちです。
ネイリーであれば価格競争ではなく、純粋な技術やセンスで集客ができます。

・日々の業務がスマホで完結できる

スマホアプリであるネイリーは、Instagramとの連携も可能。
ネイリーからだけでなく、Instagramからも利用者とつながることができるので集客力が高いです。
ネイリーには利用者とメッセージのやり取りやネイルデザインの投稿、スケジュール管理や売上管理機能なども搭載されており、施術代金の決済もアプリ内で済ませられるので日々の業務がスマホのみで完結できるのも魅力といえるでしょう。

・サポートが手厚い

ネイリーでは、登録を検討しているネイリストに対して事前相談を行うなどのサポートも実施しています。
集客セミナーの開催や掲載のポイントなどの相談なども受け付けており、個人での活動に不安のある場合でも納得して始められるでしょう。
また、利用者都合によるキャンセルが発生した場合についてキャンセル料の保証もしているそう。
キャンセルポリシーは次の3通り。

◎厳しい:前日50%・当日100%
◎ふつう:前日0%・当日50%
◎やさしい:前日0%当日0%

いずれも施術代金に対する割合です。
前日または当日にキャンセルされた場合にのみ適用。
3段階からネイリスト自身が選べます。
アプリにて利用者からキャンセル処理が行われたタイミングでキャンセル料が発生し、施術代金と同様にネイリーにて決済されるとのこと。

・細かな設定ができる

個人経営のネイルサロンの場合、自宅などで営業しているネイリストも少なくありません。
日時や時間帯に制約があったり、予約内容によっては受けられなかったりすることもあるでしょう。
そういったネイリストでも使いやすいように設計しているとのこと。
「キッズスペース有」「午前中OK」など、柔軟な条件設定が設けられる仕様になっています。
利用者から予約が入った際に、ネイリストが内容をチェックして承認することで初めて予約が成立する、などといった設定も可能。

・ネイリストのモチベーションアップに役立つ

ネイリーはサロンではなくネイリスト個人を指名して予約ができるので、「指名を受けた」という実感が湧きやすいそう。
ネイルサロンに在籍している場合、指名率の上昇はモチベーションアップにもつながるため、周囲にもいい刺激となるでしょう。
また、個人でのPRになるので、無理に流行りのデザインや定番カラーなどを使う必要がないのも魅力。
独自の世界観をそのままPRできるので、本当に共感できる利用者とつながることができるとしています。

■ネイリストの働き方を提案

ネイリスト個人に直接予約ができるアプリ、ネイリーを運営するのは株式会社ネイリーです。
代表を務めるのは、自身もネイルサロンを経営する浅倉健吾氏。
クーポンサイトに頼らず、ネイリスト個人の技術によって集客できる環境をつくるために立ち上げたといいます。
株式会社ネイリーのミッションは「個性で、せかいを美しく。」だそう。
高い技術を持っているにもかかわらず、高額な掲載料や広告料によって経営が立ち行かず、業界を去ってしまうネイリストは少なくありません。
クーポンや安売りではなく、個人の個性で集客できる世界を実現することを目指すとしています。
ネイリーがネイリストの新しい働き方を提案し、地位を向上させることができれば、いずれは美容業界全体にもいい影響を及ぼすとの考えから目標の実現に邁進していくとのこと。
 

「Nailie(ネイリー)」を提供している株式会社ネイリーが総額8.2億円の資金調達を実施しました。
これにより累計の資金調達額は13.2億円に。
調達資金はマーケティングやプロダクトの強化、事業の成長スピードを加速させるための内部強化や人材採用に投資されるとのことです。

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