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#12 日本企業のサラリーマン

私は旧財閥系の会社で働いていて、幸いなことに年齢相応の給料をいただいてます。

しかし、人間は不思議で、満足は見過ごしても不満は見つける。これは1日の大半を過ごす場所なら尚更で、会社の不満は特に見つけてしまう。皆さんも同じだと思います。

そして、この不満をぶちまけると、たいてい周りから引かれる。またなんか言ってるよ…などと、単なる文句と受け取られて孤立します。組織からの孤立は怖いですね。怖さを感じると共に、誰も理解しないことを頑張り、周りにも押しつけようとした自らを反省する。

そして、孤立を恐れた私は、不満を笑い話に昇華させる術を身につけました。そうすると、孤立が傷の舐め合いに変わります。職場であれ、居酒屋であれ、同じです。しかし、それでは根本的に何も変わりません。

そして、次は、職場では問題を言葉にしなくなります。私の周りには問題なんて何も無く、当たり前しかない、今日も世界は昨日と同じように回ってると感じるようになる。これで思考停止人間が出来上がります。

ただ、頭が良くない私は、諦めが悪く、ずっと頭の隅に、問題が無いわけないだろと思っています。

では、どうすればいいのか。
例えば、不満ではなく疑問としてぶちまければどうだろう。何も知らないフリしてぶちまける。これが意外にあたる時がある。でも、こんな面倒臭いこと、出世のレールがひかれた人間はやらない。(やらないだけならマシで、手柄を取ろうとすることがある。)

だから、大企業は嫌いだ。やる気の無い人間が多いのは、これのせいでもあるだろう。日本企業のサラリーマンは性に合わない。

いまの日本の40〜50代は戦後から数えて3代目にあたる。この日本国を潰すも活かすも3代目にかかっている。

いまのところGDPは5本の指に入る。でも、先行きは不安だ。そんな場所で私は何を成すべきなのか。サラリーマンの私は何を成すべきなのか。

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