結局は慣れた場所にしか行かないということ
お金がかかるということもあるけれど、電車やバスに乗っていく外出が急にハードルが上がります。三時間以上歩いても土地勘のある浅草には行くのに、同じ三時間以上かかる練馬や板橋には行かないのです。単純に目的が思いつかないというのもありますが。そういう意味では若い頃よく訪れていた名古屋には行かないのに、京都には行く。通り過ぎればいいのに大阪には行かない。新幹線に乗らなければ行けないという私の中の条件は一緒なのに、よく行く場所と行かない場所があるのです。もちろん過去に出かけて嫌な思い出があるからもう行きたくないという場所も少なからずありますが、無意識に自分にとってストレスの少ない慣れた場所を選んでいるように思うのです。年齢を経て思うのはそういう慣れた場所をもっとたくさんもっておけばよかったと思っていることです。新しく見つけることも良いですがとても疲れるのです。その時は楽しいと感じるのですが後でものすごく疲れていてやっぱり慣れた場所に行けばよかったと後悔する。こんなに疲れるならまた行くことはないなと感じる。今日は私のもやもやを書いてしまいました。「慣れた場所に出かければいいじゃないか」とか「新しい場所を探したいならそうすればいい」とか答えは自分の中にあるはずなのですが、結局いつもの行動パターンをなぞってしまう自分にあきれているのです。