変化を嫌う人を動かす
魅力的な提案が受け入れられない。そんなことは結構ある。画期的なアイデアは冷めやすい。
革新的プランを寒く感じるのには4つの理由がある。①惰性②労力③否定的感情④心理的反発 だ。
この人間の本性がアイデアを敬遠する。
惰性は『自分の現状に留まろうとする本能』だ。だいぶ厄介(笑)。こんな時には、繰り返し伝えること・小さく小さく刻んで伝えることで受け入れられる。
教育界では『主体的対話的で深い学び』というスーパー漠然ワードがある。これのすごいところは、教員み~んながこの言葉を知っている点。だって、どこでもかしこでも書いてあるんだもん(笑)繰り返し繰り返し書かれてある。だから、よく分かんないケド受け入れられる。
労力とは『変化に必要な努力やコスト』だ。オンラインショッピング初心者は途中でリタイヤしやすい。これは、【簡易化】と【イエスをデフォルト】作戦が刺さる。
昨今のプライバシー保護。学校では、子どもの写真を学級だよりに載せるのさえ、許可がいるようになった。承諾の手紙→「学級だよりなどでお子さんの写真を掲載することに賛同されますか?はい・いいえ」。これでは、いいえを選ぶ人が一定数でる。→いいえと答えた人には、具体的にどの場面、程度までならよいのか?どういった心配から賛同されないか?書く欄を設けることで、NOは面倒だなと感じさせる。...とイエスがデフォルトになる。もちろん、聞き方も重要だけど。
感情や否定的反発は「変化させられることへの反対意思」だ。自分のやり方や生き方をダメだと伝えられている気がするからだ。そんなときはこれ!【参画化】!!!
1番重要かも。自分が決めたことへの変化はたやすい。自分も提言者なのは愉快。自分たちのプランなら愛せる。人間の本能だ。
デジタル強者は『いまだに紙が主体の学校教育って企業社会に笑われますよ』って言い方をする。年配の先生はこの言葉に自信をなくす。とゆーかこの言葉に出会わないようにビクビクしながら生活する。
自分たちが特権的に良いやり方を知っているとき、そうじゃない人は反発する。そしてどんなに良いやり方でも、導入時はゴタゴタする。そのゴタゴタで関係はさらに悪化する。
だからこそ参画化!『自分たちで創る感』はとっても有効。デジタル強者‐デジタル弱者をつくるんじゃない。みんなで創る。