26年春からBIM図面新堺市へ、ガイドライン素案示す

国交省が26年春からBIM図面新堺市へ、ガイドライン素案示す。(住宅産業新聞社)

BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、建物を建設する際、コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現して、よりよい建物づくりに活用していく仕組みのこと。
日本のBMI元年と言われた2009年頃から約10年、少しずつ普及が進められ、日経BPの調査によると、導入率は2020年に過半数を超えている。

BMIモデルは、設計時の風、熱の計算ができること、立体モデルがマスターとなり複数の2次元の図面が連動することで情報の不整合を防げること、可視化に有利であることがメリットだ。

立体モデル、として類似するものに3DCADが挙げられるが、両者の違いは設計の手順。3DCADが初めに用意した2次元図面から3次元の形状を組み立てるのに対し、BIMモデルは最初から3次元で設計したデータを元に2次元図面を切り出していく。

今回の国交省のガイドライン素案の提示は、地方自治体による建築確認において、BMI図面を審査することを見据えたとしたもの。申請者は図面作成が容易に、審査側は内容を容易に確認することができるというメリットがある。合わせてオンラインでの申請、審査も導入し、審査期間の短縮につなげるねらいがある。


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