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「挙手指名」は使わない①
授業で子どもに発表させるとき、手を挙げさせて指名するのが一般的です。
しかし、この「挙手指名」は、指名の技術としては最上ではありません。
なぜなら、手を挙げる子どもしか発言できないからです。
よって、手を挙げない子どもは、成長する機会が失われます。
まして、中学生だったら、挙手などしないのが普通です。
手を挙げない子どもには、その子なりの理由があります。
過去に手を挙げて発表して、おかしなことを言ってしまったとか、そもそもみんなの前で発言することが嫌だ、自信がないなどです。
教師として、教室にいる全ての子どもを成長させるという覚悟があるなら、手を挙げない子でも発表できるように促すことが必要なのです。
それも教師が発言したくない子を無理やり指名するのではなく、自然と、学級の誰もが発言できる力を身につけられるようにするのです。
それではどうするのか。
「列指名」を使います。
長くなるため、詳細は次回に書きます。