東工大院にA日程で合格し、辞退した話 1【2025年度 外部生 東京工業大学 物質理工学院 材料系 院試 体験記】
はじめに
こんにちは。ここでは、外部生(MARCHくらいの私立大)である私が、東工大(現 東京科学大学) 物質理工学院 材料系 をA日程にて合格し、合格後辞退した体験についてまとめました。A日程は入学を確約しないと合格できないという噂がある中で、辞退を選んだ体験記はレアかと思いますので、A日程を合格されたが入学を迷っている方、また、滑り止めでA日程を使おうと考えている方の参考になれば幸いです。
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プロフィール
以下に、出願時の成績等を簡単に紹介します。
大学: 都内の私立大
専攻: 物理工学
GPA: 2.99 ( /4.00 )
TOEIC: 710点
以上の通り、決して高くはない成績かと思いますが、A日程対象となりました。また、同大学で自分よりGPAもTOEICも高いのにB日程となった同期が何人もいたため、成績だけでなく志望研究室の枠などにも大きく依存することがわかりました。特に、A日程は内部生が優先な為、研究室メンバーにB4が何人いるかは要チェックです。
試験当日
A日程対象となったため、筆記試験はなく口頭試問のみの試験でした。以下に当日の流れを詳しく説明します。
集合前
まず、会場は大岡山キャンパスでしたが、現地に行くまで面接会場の部屋は分かりません。集合場所が書いてある紙が張り出されている場所に案内され、自分の面接会場を確認しました。材料系には、金属系、無機系、有機系の3つの分野があり、第1志望の研究室の分野によって部屋分けがされていました。
控え室
集合場所を確認後、面接の控え室に向かいました。この控え室での扱いが、金属系と無機系で大きく異なったようなので注意が必要です。(有機系は知り合いがいなかったのでわかりません)
金属系:機内モードにすればタブレット,PC等使用可。みんなPCやタブレットを触っており、参考書(多くの内部生は金属物理学の教科書?のようなもの)を読んでいた。会話も飛び交っていた。受験番号順に呼び出され面接会場に移動し、自分の面接が終了したら帰宅可。解散後の制限は特にないため、面接部屋の前の廊下では試験を終えた受験生が「〇〇先生に〇〇聞かれた!」のような会話を平気でしており、ネタバレされた。
無機系: 電子機器使用不可、参考書を読むのも禁止(ブックカバー使用禁止)。試験終了後は、全員の面接が終わるまで控え室で待機。このことを知っていた内部生は小説等を持参したりするが、知らなかった外部生は、3時間近く天を仰ぐことになる。暇すぎて気が狂う。また、控え室内は静かで、誰も会話をしていなかった。
面接の流れ
まず、ここでも金属系と無機系で以下のような大きな違いが見られました。
金属系:1人10分の口頭試問で、受験者全員のタイムテーブルがきっちり管理されていた。志望順位や卒研の研究内容についても聞かれる。
無機系:口頭試問の問題が予め決まっており、問題が書いてあるカードを引かされる。答えられたら即終了し、4分程度で面接が終了(する人もいる)。志望順位や卒研の研究内容については一切聞かれない。
同じ専攻なのに、志望研究室の違いだけでここまで試験形式が変わるのは驚きです。
ただし、これらはあくまで自分と友人の体験談であり、他の人や来年以降も同じとは限りません。
面接開始から合格内定、辞退までの流れ
有料ゾーンでは、面接の質問に対する自分の返答や、志望理由書の内容、A日程に通る条件、また、友人の体験も交え数人分の面接データ,B日程に関することをなど記載しており、どれもここでしか読めない内容となっており、どこよりも詳しい自信があります(文字数で察して)。
さらに詳しい情報に興味をお持ちいただけましたら、ぜひご支援のための投げ銭をお願いできればと思います。ご協力いただけますと、大変励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
有料ゾーンに行く前に、続きの記事を紹介しておきます。こちらは後日談や勉強スケジュール B日程に関すること、内部生による情報などが多めです。https://note.com/sane_clam4392/n/n50acd7f2de30
面接内容(金属系1)
まず、面接室に入ると、10人近くの教授が講義室の座席にちらばっており、非常に圧を感じました。そこには、第1志望の教員と、第3志望の教員がいましたが、第2志望の先生は見当たりませんでした。受験番号と氏名を聞かれ教卓側の椅子へ着席。最初は定番の質問
・第1志望の研究室と、志望理由を教えて下さい。
もちろんこの類の質問が来ることは想定内でしたので、用意した解答をそのまま喋りました。
まずは無難に、卒業研究と内容が近いことを話し、すずかけ台キャンパスが自宅から通いやすいことや、実験設備に惹かれたこともアピールしました。
・熱力学の第1,第2
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