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地方移住:地元の一員になる

移住者にとっては、早く地元の方と仲良くなりたい、地元の一員になりたいって思うのが当たり前だと思いますが、これって結構難しい、もしくは無理なんじゃないかって思います。

よそもの

私自身は、地元の一員に思ってもらうとかめっちゃ距離が近くなりたいとか、そういったことはあまり思っていないので、いい距離感で、いつまでも「よそもの」でもいいと思っています。

地元の仲間になるのは難しくないけど、一員、地元民になるのは、多分、自分が住み始めて孫世代になるまで、本当の意識の中での一員としては認められないと思います。

地元民は大きな集合意識がある

それくらい、田舎コミュニティには歴史があります。多くの人が遠い親戚だったり、どこかで繋がっていたり、それが全くなくても無意識的に繋がっていたりします。

地元民同士は、本当の家族ではないけど、私たちは家族って感じで、村一つが大きな家族のような、温かいというか目に見えない家族意識を感じます。みんなで村を守っている感じ。

なので、その中にいきなり入って、家族になりたいですーって言っても、全然ダメです。めっちゃ仲がいいと思ってもらえてても、やはりよそ者に見られています。

よそものはメリットもある

とはいえ、よそ者の立ち位置って非常に便利で、むしろいいです。田舎特有のしがらみも少ないですし、嫌なことは嫌って言いやすいですし、断りやすいです。
これが地元民なら、なんで?って強く思われたりします。

私自身は、この村に何か新しい価値観を伝えたいとか、自分の海外での経験やいましているゲストハウスの海外のお客さんと交流してもらいたいと思っているので、いつまでもよそ者のまま、面白い風を吹き込んでいきたいなって思っています。

ですので、地方移住で人間関係が心配な方、

大丈夫です。

よそ者はいつまでたっても、よそものです。一員になるには50年はかかると思ってください。そのよそものの立場でできること、メリットで移住生活を楽しんでください。

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