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気になった、あちらのサイエンスニュース【4/22】謎の怪盗ニュートリノ。

俺たちはふんいきで科学をやっている。
コーエー信者の私が気になった、海外のサイエンスニュースをクリップしています。



驚くべき発見。脊髄は学習・記憶することができる。

脊髄はしばしば、脳と身体の間で信号を伝達する導管だと説明されます。しかし、実は脊髄は脳とは別に自分で動きを学習し、記憶することができるという驚くべき事実が明らかになりました。

ニューロ・エレクトロニクス・リサーチ・フランダース(NERF)の研究チームは、特定の2つの神経細胞集団が脊髄学習に関与していることを明らかにしました。
まず背中側の脊髄のニューロンが新しい運動を学習し、その学習した運動をお腹側のニューロンが記憶し、実行するのを助けるというのです。

この脊髄の学習→記憶→実行は、脳とは独立して行われているものであり、脊髄回路が運動の習得と自動化にどのように貢献するかについて、新たな光を当てると期待されます。


謎の怪盗ニュートリノ。物理学のすべてを覆す。

1930年代、原子核の放射性ベータ崩壊が起きる際、なぜかエネルギーと運動量のバランスが崩れてしまうことが判明しました。
物理学者たちは頭を抱えます。既知の理論では説明がつかなかったからです。

そして1956年、エネルギーと運動量を「密かに」盗んでいた犯人が特定されます。その正体がニュートリノ。

この驚くべき怪盗ニュートリノは、「弱い相互作用」を介してのみ、他の物質の粒子と相互作用します。
そのため宇宙、特に太陽から放出される何百兆個ものニュートリノは、何の損傷も与えることなく、ガンガンと我々の体を通過することができるのです。

ニュートリノが物理学に与えた衝撃はこれに留まりません。

「粒子」であると同時に「波」としての性質を持つことから、長らくニュートリノは光子のように、質量0の粒子だと仮定されていました。
しかし1998年、"ニュートリノ振動 "が観察されたことで、ニュートリノに静止質量があることが確認されたのです。
この発見により、日本の梶田隆章はノーベル賞を受賞しています。

この衝撃は相当なもので、科学者たちは、そこに未知の物理学が存在していることを認めざるを得なくなりました。

現在、物理学の世界は、このニュートリノの質量の仕組みを解明することに躍起になっています。
そこには、未だ知られぬ世界が我々を待っていると考えられるから。

自分で書いてても、三分の二くらいしか分かってません。


小さな巨人、スカイミオン:スピード不足を克服。

将来、コンピューター・メモリーのビットとして期待されているナノバブル。小さなサイズに、どデカい計算能力と情報記憶能力を備えたこの「小さな巨人」は、電子機器における情報処理の可能性を広げると期待されています。

ボトルネックは、100m/s以下の速度しか発揮できないこと。コンピューティング用途とするにはスピードが足りない、ということでした。
ハリー・マグワイアをサイドバックで起用するようなものです。

しかしフランス国立科学研究センターの研究により、反強磁性体を媒体とすることで、これまでの約10倍の900m/sという速度に達することが判明。
これにより、高性能でエネルギー消費量の少ないコンピューティング・デバイスの開発に、新たな展望が開かれました。

今後に期待が持てそうです。


注意:ふんいきで書いてます。


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