ヴァイスシュヴァルツ　デッキレシピ　思い出ストック圧縮ノクチル

はじめに

先日、ヴァイスシュヴァルツをしていたところ良い感じに回るデッキが構築できた。ネット上を漁ったところ類似の構成は見当たらなかったため、これを公開する。デッキレシピを記事に紹介するのは初めてのことで拙い部分もあるかとは思われるがご容赦いただきたい。また、ガチ勢ではなく友人間でプレイするだけのエンジョイ勢が環境とかを狙うようなことは何も考えずに自分が気持ち良くなることだけを考えたデッキなのでその辺りについてもご容赦いただきたい。質問や意見等あればコメントにお願いします。

デッキ概要

積極的にキャラを思い出とストックに飛ばしてデッキを圧縮しつつ盤面をコントロールすることを主題とする。
基本的にはレベル0で殴ることになる。パワーに欠けることが難点ではあるが局所的なバフ等である程度の対処は可能。
敵の攻撃にはクライマックスで耐えて地道にダメージを稼ぐことになるので毎ターンしっかりと殴ることが大切になる。
フィニッシャーには「パーティの約束　福丸小糸」を起用。

内訳
青　22　緑　28
キャラ　38　イベント　4　クライマックス　8
レベル0　28　レベル1　8　レベル2　0　レベル3　6

※純ノクチル構成ではなく、風野灯織が含まれている。
純構築にする際の代替案も後述する。

デッキ構成

・レベル0
10個、光　浅倉透　4
クリアマリンカーム　市川雛菜　4
クリアマリンカーム　福丸小糸　4
柔らかな微笑み　風野灯織　2

閑話　樋口円香　4
ビヨンドザブルースカイ　浅倉透　4
ビヨンドザブルースカイ　樋口円香　4
サンセットスカイパッセージ　市川雛菜　2

・レベル1
HAPPY-!NG　市川雛菜　2
ポシェットの中には　福丸小糸　2
ちびノクチル　4

・レベル2
なし

・レベル3
パーティの約束　福丸小糸　4
ROOKIE!　市川雛菜　2

・クライマックス
ノクチル　4
季節はアイスクリン　4

解説レベル0

手札や墓地をコントロールすることのできる札を中心に回せるようにする。メインのダメージソースもここになる。

・「10個、光　浅倉透」
思い出に飛びながらデッキを回し手札を補充できるので積極的に切っていく。
これが候補にある場合に手札に加えるカードに迷ったらとりあえずこれを選択しておけば損はない。

・「ビヨンドザブルースカイ　浅倉透」
クライマックスコンボで墓地のデッキリフレッシュに巻き込みたくないキャラをストックに送る。
このカードを2枚以上並べてコンボを発動することで一気にストックを5枚以上増やすことが可能。
ストック圧縮の軸になるのでコンボを使える盤面では積極的に使う。
このデッキは全体的にパワーに欠けるので召喚時効果のバフも有効。

・「ビヨンドザブルースカイ　樋口円香」
特攻することでダメージソースになりつつ、リバース時効果のトップからレベル0を手札に加える効果を活かす。手札に加えることができなくても次のトリガーの確認になり、後続で殴るか否かの判断にも使える。ストックや手札の具合によっては召喚時効果の墓地回収も有用。

・「閑話　樋口円香」、「柔らかな微笑み　風野灯織」
バフ要員かつ集中要員。デッキを回す要になる。「ビヨンドザブルースカイ　樋口円香」でレベル0は手札に加えられるのでレベル1か3を手札に加えると手軽な圧縮に繋がる。

・「クリアマリンカーム　福丸小糸」
手札のクライマックスと墓地のキャラを交換する効果で墓地と手札を調整する。地味ながら500パンプも嬉しい。

・「クリアマリンカーム　市川雛菜」
状況を見てリバース時デッキサーチ効果を使う。手札のクライマックスをコストに落とせると良い。

・「サンセットスカイパッセージ　市川雛菜」
ちびノクチルの回収に使う。バフ要員。

解説レベル1

キャラは必要に応じて使うことになる。相手のデッキ構成によっては使えなくなるので「ビヨンドザブルースカイ　樋口円香」の邪魔にならないためにも不要なものは「ビヨンドザブルースカイ　浅倉透」や「季節はアイスクリン」でストックに飛ばしていく。

・「ポシェットの中には　福丸小糸」
「ウィッシュフルリリー　桑山千雪」などの相手の厄介なレベル2の除去に用いる。

・「HAPPY-!NG　市川雛菜」
墓地のキャラを特殊召喚する。「ビヨンドザブルースカイ　浅倉透」などを使用後に用途が減るキャラを思い出に飛ばすことになる。
レベル2以外に対しては「パーティの約束　福丸」に次ぐパワーソースになるので、これで除去できないカードをバトルで倒すのは諦める。

・「ちびノクチル」
バフ要員かつ圧縮要員。アドしかないので使える余裕があれば積極的に使っていく。「ビヨンドザブルースカイ　浅倉透」のコンボを使う際にはトリガーでストックの下の方にクライマックスが埋まる可能性もあるのでストックを掘るために保持しておくのもあり。

解説レベル3

多くて3から4枠程しか出さないと思われる。やや多めに投入しているので多少はストックに飛ばすことも視野に入れる。

・「ROOKIE!　市川雛菜」
相手のターンにダメージを受けるとトップ調整ができるので、ダメージキャンセルの確率を上げることができる。また、「パーティの約束　福丸小糸」のパワーを大幅に上げられる。相手ターンに活用することになるので、そのターンで決め切れる自信や次のターンは負けない自信があれば場に出さない選択も取る。

・「パーティの約束　福丸小糸」
クライマックスコンボ「季節はアイスクリン」でダメージを与えつつ、デッキからキャラを抜き次ターンにも備えることができる。

解説クライマックス

序盤から中盤は「ビヨンドザブルースカイ　浅倉透」の、終盤は「パーティの約束　福丸小糸」のクライマックスコンボに用いるが、それ以外には使わない。自ターンで手札の補充をできる札は豊富なので、「アクアマリンカーム　福丸小糸」などの効果やコストで墓地に落とすことを躊躇う必要はない。
クライマックスを回収する手段はドローと宝しかないので必要な場面が予測される局面では墓地に落とさず手札に保持する。

・「ノクチル」
宝なので手札に来やすい。宝でストックに行ったカードはブラックボックスになるので早期にクライマックスでないことを確認するか、墓地に落とすかしたい。クライマックスコンボ発動のためにストックが5枚以下であれば一枚は確保しておきたい。リフレッシュ前には確実にデッキに戻しておきたい。

・「季節はアイスクリン」
基本的に弱いので使わずにコストで墓地に落としていく。落とせない時は普通に発動してもよい。終盤に「パーティの約束　福丸小糸」の使用が視野に入ってきたら手札に確保しておくと良い。

純ノクチル構成案

その1
「季節はアイスクリン」2枚→「遊魚」2枚
「柔らかな微笑み　風野灯織」2枚→「カラカラカラ　樋口円香」

その2
「季節はアイスクリン」2枚→「ハウアーUFO」2枚
「柔らかな微笑み　風野灯織」→「白いツバサ　浅倉透」2枚

「季節はアイスクリン」は使いにくいため抜いて2門にする。「白いツバサ　浅倉透」も「カラカラカラ　樋口円香」も共にクライマックスコンボで墓地のキャラを回収できるが樋口の方が使い勝手が良い。浅倉はストラクに入ってるので安価。
墓地回収手段が増えることとクライマックスが使いやすくなることがメリット。
集中でデッキを回す手段とデッキからサーチする手段が減ることがデメリット。

デッキ要点

基本的にレベル0から2までは同じムーブを繰り返してデッキを圧縮します。レベル3になったら小糸ちゃんで打点を出してデッキを圧縮して、雛菜で確実にキャンセルしていきます。

0コストのキャラが多いが効果でコストを要するものが一定数あるため、ストックの調整が容易。クライマックスが埋まった際は掘れば良いし、そうでない時は溜め込むと良い。回すのに必要であれば使用しても問題ない。ある程度は浅倉のクライマックスコンボでリカバリーできる。

殴らせてキャンセルしてデッキを回すことになるので前衛を空にしても問題ない。そのターンごとにやることの目算を立てて行動するようにする。

浅倉によるストック圧縮がデッキ圧縮の要になる。ちびノクチルと浅倉の思い出は積極的に切るが限界がある。邪魔になるカードはハッピー雛菜で思い出に飛ばしても良いし、浅倉でストックに飛ばしても良い。効率的な圧縮を目指す。

最終的には3分の1がクライマックスみたいな山を作れる。盤面によってはアタックせずに全キャンセルを前提に次ターンに賭けるということも可能になる。

弱点は小さなダメージを重ねられること。例えばショットトリガーや「スタンバイオッケー　大崎甘奈」のキャンセル時に追加ダメージ、「事務所。静寂。大輪の花　大崎甜花」や「さかさま世界　芹沢あさひ」の効果ダメージ、など（それが弱点にならないデッキとかあるのかな？とか言うのは置いといて）。終盤はデッキ切れが起こりやすくなるので迂闊に山を削り過ぎるとそのペナルティで負ける可能性も見られるので注意。

また、打点が低く自ターン開始時に前衛が残っていることは少ないので序盤に相手にダメージを与えておかないと数で押し負ける可能性もある。

おわりに

以前、福丸小糸を放クラデッキのフィニッシャーに起用するつもりで購入し、ついでに手頃なノクチルのカードを購入しておいた。「カラカラカラ　樋口円香」は高かったのでスルーした。ストラクは買った。

先日、あまり回らないだろうとか思いながら何となく手持ちのノクチルでデッキを組んでみた。

「カラカラカラ　樋口円香」がとても良い効果を持っているのは分かっているので、それを持っていたら4積んで軸にするつもりで構築しただろう。

意外にも手持ちのカードで組んだデッキが噛み合って良い感じに回り始めたので修正を加えたものがこのデッキになる。貧乏性が功を奏した形だ。素人目から見たものではあるが、かなり理想的な圧縮ができているのではないだろうかと思われる。

巷に溢れたいる(溢れてはいない)ノクチルデッキよりは安価に作成できるはずなので是非試してみて欲しい。

これを機にノクチル編成も研究したいと思う。

気が向いたら、放クラデッキやアルストデッキのレシピも公開する。