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Amazon Prime + NHKオンデマンドのすすめ

NHKオンデマンドがいつの間にかAmazon Prime チャネルに登録されていた。私は家にテレビがないのだが、たまにNHKのドキュメンタリのような「ながら見」用のコンテンツが欲しくなることがある。映画は映画館で見たいと思うタイプで、Netflixはいまいち活用できず解約してしまった。NHKコンテンツだけで月額990円は高いなと思ったが、ものは試しと思って入会してみた。

結論から言うと、これは本当に良い買い物だった。色々と問題はあるものの、やはりNHKは映像コンテンツメーカーとしては日本随一だ。Netflixやアマプラのオリジナルコンテンツで同じレベルに達するのは不可能ではないが時間がかかるだろうと思う。テレビは不要だが、日経電子版+NHKオンデマンドでなんとなくオールドメディアのコンテンツの上澄み部分はすくえる気がする。

NHKのページから加入するよりもAmazon Videoでチャネル登録するのが一番簡単な方法だろう。登録の手間もないし、いつでも解約できる。

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テレビの生き残り方

しかしこのチャネル、ただ単に面白いと言うこと以上に示唆的なものがある。大手新聞やテレビ局のかつての圧倒的な強さは、参入障壁が極めて高い配信チャネルと、潤沢な資金を背景にしたコンテンツ力であった。そう考えるとアマゾンプライムと言うプラットフォームの上にNHKがコンテンツをおろすと言うことは、オールドメディアの解体の象徴ではないだろうか。

しかし、解体しなければ生き残れないと言うのもまた真である。コンテンツのチャネルをバラバラにし、もはや時代遅れとなったチャネルを捨て去っていかなければ時代の流れに取り残されるだけである。こう言う意味でアマゾンの上のNHKオンデマンドは、新しい時代の、より小さくより軽いテレビ局の象徴なのだ。






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