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【Works】Yasuo NOMURA official web site フルリニューアル
SandSがユナイテッドの一員としてサポートしている、NYを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティスト、野村康生のオフィシャルサイトのフルリニューアルをSandSと益田工房で実施しました。
SandSはプロデュース、コンセプトプランニング、情報設計およびプロトタイプ制作を担当しました。
SandSと野村康生との関わり、“ユナイテッド”については以下もあわせてご覧ください。
概要
NYを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティスト、野村康生のオフィシャルサイトのフルリニューアルを実施。
ただ作品が羅列する従来のポートフォリオサイトではなく、現在と未来の活動も含め、様々なプロジェクトやコラボレーションのプラットフォームとなる新たなアーティストサイトの在り方を提案しました。
背景
活動の拠点を日本からNYに移し、作品の性質が絵画メインからプロジェクト型に移行してきたこともあり、オフィシャルサイトでの情報発信の重要性が一層増してきていたものの、リニューアル前のサイトは静的サイトでアーティスト自身でのサイト更新が難しかったため、CMSを導入しフルリニューアルを実施しました。
アプローチ
これまでの活動や作品を時系列に洗い出して以下の3軸に整理し、これまでの様々な活動や作品が織りなすクロニクルを「Context Map」として表現。
野村康生のインプットになった活動やStudy=ACTIVITY
野村康生の活動を語る主軸となるメインの展覧会=PROJECT
野村康生の活動から発展したコラボレーションなど=MOVEMENT
活動間・作品間の関係性からコンセプチュアル・アーティストとしてのコンテクスト(文脈)を表現することで、過去の実績だけでなく、現在と未来の活動も含めて一貫したひと連なりのストーリーとして紹介できるUIを考案しました。
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また、Contents Mapを紡いでいく上で、十分なコンテンツ更新を可能にする運用負荷の低さも重視。これまではTop、News、Biography、Works、Contactとコンテンツごとに個別の管理が必要だったが、CMS(WordPress)を導入し、Contents Mapに掲載するACTIVITY、PROJECT、MOVEMENTを共通のテンプレートでカテゴリ管理することで、サイト構造を大幅にシンプル化。アーティスト自身での更新・発信が可能な設計にしました。
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Biographyページも、グローバルにプロジェクトを展開する中で、ギャラリストだけでなく様々なサポーターに対する端的な紹介として活用できるように構成。プロフィールやコンタクト先や関連リンクの他、活動年表はファイル添付での展開を想定してダウンロード用にPDF版も掲載しました。
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Credit
Client: Yasuo Nomura
Produce: Kazuhiko Asami (SandS)
Planning: Yuki Takai (SandS)
Information Architect: Yuki Takai (SandS)
Direction: Junji Oishi (MASUDA KOHBOH)
Design: Yuki Hiroto (MASUDA KOHBOH)
Development: Yuki Hiroto (MASUDA KOHBOH)
受賞
ウェブデザインアワードCSS DESIGN AWARDのSPECIAL KUDOS AWARD 2023APR15および、他PUBLIC VOTEにより、Best UI Design, Best UX Design, Best Innovationに入選しました。