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「純粋三次元思考学会」はじまってます。

だいぶ前に少しご紹介した「純粋三次元思考学会」のWebサイトができました。学会メンバーの藤野さんとSandS佐々木で、小さく実施された過去4回の学会での活発な議論が記事になっているので、また少しご紹介させてください。学会情報については、こちらにも書いているので、興味がある方は是非とも読んでいただければと思います。

第1回「清潔のディストピア」 

手始めに、超身近で現代社会で絶対欠かせない「トイレットペーパー」について話し合っています。トイレットペーパー(以下、トレペ)の必要性、非常時にトレペを買い占める理由、トレペ以前にどんなケツ拭き方法があったかが話題になりました。また、ウンコが汚いものとされるようになった理由も考察されました。現代社会では清潔なものと汚れたものが明確に分かれているが、過去には多様なケツ拭き文化が存在していたことを指摘。非常時には葉っぱや棒などを利用する方法も視野に入れるべきと藤野さんは主張されました。しかし、これらの手段が現代のインフラに合うかは課題とし、また、トレペと清潔さの追求が現代社会の多様性と対立を反映していると示唆されました。

第2回「お洒落、お洒落言い過ぎ」

みんな大好き「ファストファッション」についての話し合いです。大きな論点としては、現代の急激な生活変化に触れ、特に服の買い方が変わったこと。ファストファッションが一般化する前の個性豊かなファッションの時代、特に90年代のストリートファッションや古着ブームを懐かしみ、その後、学生時代に人気だったセレクトショップや、社会人になってからのH&Mやユニクロなどの登場で、ファッション産業がどのように変化したかを超主観的に語ります。ディスカッションは、インターネットの普及がファッションの手軽さを促進した点にも言及し、最終的には人間の行動がどのようにして秩序とカオスのバランスを求めるかについて哲学的な議論に及びました。

第3回「変化は続く世。どこまでも」 

この回は「お墓」の変化に焦点を当てています。古事記からの日本のお墓の起源説明を経て、現代の多様な墓形態を紹介。納骨堂、樹木葬、循環葬など、様々な埋葬方法が登場し、旧来の墓石だけでなく、メディア霊園や海洋散骨といった新形式も紹介されました。また、墓にまつわる社会・文化的側面を掘り下げながら、現代の無縁墓地問題や情報化社会の影響を踏まえ、お墓の本質とその意義について幅広く論じています。この回では、墓の意味、形態、社会的・文化的文脈を網羅的に考察し、現代社会におけるお墓の役割と将来の可能性について深く考察しています。 

第4回「大人たちは心を捨てろ捨てろと言うが、俺は嫌なのさ」

最新回では、「学校」をテーマに、21世紀の社会の変化と教育の問題を話し合いました。これまでの教育や社会のルールが大きく変わり、多様な選択肢が必要であるという仮説を構築。学校教育は時代の変化に対応できているのか?という問いから、学びの在り方を議論しています。また、競争とランク付けのプレッシャーが人々のストレスや不安を増大させていることに触れ、今こそ多様な指標を導入し、自由な学びの場を提供する必要があると結論づけました。純粋三次元思考的に、学校や社会がどうあるべきか、変化する時代に適応するための新たな学び場のかたちを模索しています。


以上、今後も様々なテーマを取り上げて、想像力だけを頼りに、あーでもないこーでもないとカジュアルに思考実験(妄想)を続けていければと思います。


※純粋三次元思考学会では、あなたが想う純粋三次元思考的なモノ・コトの情報をお待ちしております。

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