芝居すき
昔ははるばる東京まで
芝居を、よく見に行ったものだ
下北沢には何度も行った
年を取って面倒臭くなって
東京に行かないから地元の名古屋で
たまに芝居を観る
少年王者館の天野天街さんは
昔から好きな 地元の演劇人だ
また若い次世代の体現帝国、渡部さんを
見つけたことは 近年の大きな喜びである
双身機関の寂光さんと渡部さん
お二人がかなり前から、七ツ寺の関係者としてで縁が深いとトークイベント聞いて興味深く思った
私は芝居は、マンガのようなエンタメでなく
絵画や彫刻のようなアートであって欲しいと思う
それには、人生とは何かと問いかけたり
独創的な美意識がないとつまらんと感じる
繰り返し繰り返し同じセリフを多用し
繰り返すことによって詩的な美しさ、
リズムが現れる
スライドと暗転、文字遊び、言葉遊び
これ、天野天街さんの十八番
舞台のテーブル上にナイフがあったら
ひょっとして頭のおかしい人が乱入して
それを振り回すかもしらない、と
緊張感があらわれる
まぁ、ホントに役者がナイフを振り回しても
いいかもしれない
もし目の前で役者が、ナイフを持って
恫喝した時感じる、恐怖と
映画てピストルを撃ったり、爆発したり
ビルから突き落とされるシーンを観る恐怖は
全く別物で
生身の人間が目の前にある
その存在感を最大の素材にして
どうアートをつくるか
それを意識しているのが渡部さん