大浮世絵展いってきた
大浮世絵展に行った感想です
5人の浮世絵師の作品を国内・海外から揃えた見ごたえある展示となっています
作者毎にブースが分かれています
喜多川歌麿
美人画が有名なだけあって女性の絵だらけです
胸が好きなんだなって…特に片乳(言い方
柔らかい質感がとっても印象的でした
個人的お気に入りポイントは物の透け感の表現です
薄い布や櫛の向こう側が透けて見える描写がとっても好きです
東洲斎写楽
今回一番好きなブースでした!
主に歌舞伎役者の絵を描かれた方です
写楽の絵には描かれた時期によって一期、二期、三期とあることを初めて知りました…
期によってかなり画風が異なります
素人目にもわかるレベルで全然違います
一期は表情の豊かさ、目や眉や鼻やで特徴をつかんだ顔を描いた絵
二期は顔の特徴より全体の構図に意識が行っていたらしく二人の人物を描いた絵
三期は顔の描写に戻ったが一期ほど豊かな表情ではなくなった絵
という感じです
個人的お気に入りポイントは一番描きたい部分を強調して描いているところ、構図のうまさ、個性的な目や口などの描き方です
これはほんとに見れてよかった…あと5時間はいれた…
5つのブースの中でも特に素晴らしいと思いました
葛飾北斎
とにかく絵がうまいです
この一言に尽きる
うまさでいったら多分この5人の中で一番うまいと思います
風景画が主な方です
精密な線や色の使い方が印象的でした
水の描き方はほんとに素晴らしくて、個人的お気に入りポイントです
波の紋様などすごく拘りが見えて、見れてよかったと思います
歌川広重
風景画が主な方です
正直そこまでグッとくるものを感じなかったです…完全に好み
個人的お気に入りポイントは雨の描き方
細いな線を何本も重ねて雨としていて、繊細で綺麗だと思いました
歌川国芳
鳥獣戯画や横長、縦長などワイドな絵が有名な方です
猫が歩いてたり金魚がお祭り行ってたりするかわいらしい絵があったり
龍や武士が描かれたかっこいい絵があったり
とにかく自由に描きたいもの描く!って印象です
一番好きだったのは横に6枚繋げて1枚にしている戦の絵(名前ど忘れしたんで後で追記しときます)
表情が死に物狂いで必死で、今にも動き出しそうな躍動感がとても好みでした
この絵が個人的お気に入りポイントですね
浮世絵といっても浮世絵師によってほんとに作風違うんだなぁ…と勉強になりました