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続・外国語を「話す」ときのマインドについて〜なぜ多くの日本人は英語を話せないのか〜


これの前の記事を読んでいただき、
いいねを押していただいた方々がいらっしゃいましたので、続きを書こうと重たいお尻を上げました。
読んでくださりありがとうございました!

語族が対極にあるグループ(語族)となる、
英語と日本語。

"日本人が英語を話せない"ことを
根拠づける文化や背景など要因はもちろんあるわけです。

これら仮説をお読みいただいて
「じゃあ〜してみよっかな」とそれぞれが腑に落ちて、
各々で策を見出してもらえると嬉しいです☆

人は、「〜したらいいよ」と言われても
なかなか行動しませんが
自分で考えて決めたことは少なくとも行動に移します。

では続きの仮説へ!

仮説③
〜細かな文脈まで受け取ってほしいことにこだわりすぎる〜

職人気質の日本人。
だからこその良さもあって私も誇りに思う部分です、、が!
殊、外国語学習となったときに不要な「こだわり」です。

"こういう状況で、私はこう思って、だからこうで。。"

そのときの自身の感情も併せて
細やかに伝えようとするから難しい。

5W1Hです!といつも焦ったくなります。
「誰が・どこで・いつ・どうやって・何をした」
一気に言わなくてもいい。
ともかく言葉を紡いで状況や条件を伝える。

この英語における話法への転換が難しいのだと思います。

どうしても自分の伝えたい内容にこだわりすぎるため、60%伝わったらいいや、が出来ない人が多い。

(諦めたらいいのに。。言語能力が追いつかないのだから。)
と私は日本人ながら時々カルチャーショックを体験します。

いつも言うのは、お金がなくてスーパーに行けません、でも家に少しは材料がある。
そんなとき『フレンチ食べたい』は無茶だよと。「いま冷蔵庫にあるもので料理つくるべき」🍳

これを諦めきれない人は、残念ながら語学学習が進んでいかない。。

逆に、割り切ってアウトプットして行く人は進みが早いです。

仮説④
〜単語ひとつで会話が成立してしまえる文化圏に慣れすぎている〜

日本語は、ハイコンテクストといわれる語族に位置している。

これはつまり、

・英語の属する語族と別のグループ
・情報伝達よりも感情の伝達に適している
・礼節や立場を重用している

ということになっています。

実際話していて、
日本語だと3言ですむことも
英語だと3倍以上長くなる、なんてこともありますし、

逆に日本語だと長くなる表現が英語だと短く済む、なんてこともあります。

とはいえ、圧倒的に英語の方が
言葉を紡ぐ量が増えます。
だから話すスピードも速くなりがち。

この状況に慣れないため、さっと答えられると思って色々詰め込もうとしてしまう癖が出てしまう。

自分の言語を発する思考のチャネルをもう一つ作って
英語に設定することが必要だと私は考えています。

仮説⑤
〜単語の区切りが細かい日本語〜 

日本人はとても細かく日本語を切っている。
だから単語単体で答えても意味が通じてしまったりもあるのかもしれない。

英語にするときにも同じように、
細かなセクションにして考えようとする。

ハイコンテクストということは、その多数の細かな組み合わせでニュアンスを伝えていることがわかる。

A: カップを 洗う から こっちに もって きて
  ↓        ↓     ↓     ↓         ↓       ↓
 cup      wash    ?     here    have?   come

Bring your cup to me because I'll wash it.

⭐︎何通りか言い方はありますが、こうとしましょう。

区切りが細かすぎて、"言葉の森"に迷いこんでしまうんです。

A: 明日(〜に)くる?

という質問に対して
B: 明日行くよ
I'll be there tomorrow.

このとき、

明日    いく  よ
↓               ↓         ↓
tomorrow    go         ?

こんな風になるので組み立てられないし
I'll be there.をこのニュアンスで使うことに
すっと一致することができなくしている。

仮説③④⑤にあげた要因から派生した現象が以下のようになる。

ビギナーレベルにして
日本語能力そのままに全て伝えようとする。

例えば、
自分たちのところから離れた場所にあるものを、相手にもってこさせるとき

Go get ◯◯
Bring ◯◯ to me (Bring me ◯◯)

ここに場所の情報を加えればいいだけの言葉であるけど、
更に詳細情報を言おうとしてしまったり、
すでにわかってる情報を付け加えようとしたりする。

ここに「好きなもの選んでいいからね」と言いたいときは、"It's up to you!" "Anything is Okay."と加えてもいいし、

本人に行かせている以上、選べる前提での話なので、言わなくてもいい。

少しだけ「お節介」を減らして
物事の本質の説明を手厚くして話すようにすると上手くいく、

結局、よく言われているように
もう一つの脳というか思考パターンを
持てるかどうかが鍵だなと思っています。

散文失礼致しました。
留学なしで英語スピーカー(英語スピーカーのゲストに案内する程度ですが)の私が思う、
現時点での考察でした。


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