秋はコスモスから始まる(写真の撮り方)
肌を刺す日光ととめどなく流れる汗を怖れて外に出られず、下げすぎたエアコンの冷風と電気代の請求に震える夏が終わりました。
これからは爽やかな風が吹き、食も芸術も存分に外で楽しめる秋の季節です。冬眠に向けて太りましょう。
秋はコスモスの撮影から始まります。異論は認めません。
この日はあいにくの曇り空でした。どうしても花びらを光に透かしたかったので、雲の切れ間から光が差し込む瞬間を待ち空を背景に撮影しました。
花を写真の上の方に配置することで、空に向かって成長している感を表現しています。
お花畑で撮影するときは被写体選びが大切です。形がきれいで他の花より目立つ主人公感のある花を選びます。
今回は1輪だけ背の高いコスモスを主役に抜擢しました。そのおかげで自ずと三角形構図になり、主役を主役たらしめています。
空はハイライトを上げて白飛びさせると余分な情報を整理できて良かったかもしれませんが、曇りでも元気に咲いてる感を出すために今回は雲を残しています。
コスモスの見頃はもう少し続きそうです。秋晴れの日に撮影できるといいですね。