会社ではみんな悪意を持っての行動ではないのがめんどくさい
みんなまじめに働いています。
みんなお客さまのために働いています。
みんな正しいことを言っています。
みんな組織のルールを守って行動しています。
みんなまじめに働いています。
それでも組織がうまく回りません。
そんなことを感じたことはないでしょうか?
みんながそれぞれの正義感で行動しているのに、組織全体ではうまく回っていない。
個人間や部署間、世代間において我慢やあつれきやあきらめが存在する。
そして、陰口やうわべだけの対応が蔓延する。
このような状態になると、組織から活力が失われます。協力して新しいことに取り組むことが少なくなります。その結果、組織は衰退していきます。
これは組織においてとてもまずい状態です。
まだ、面と向かって言い合ったり、口論をする組織の方が健全です。
言い合いや口論など目に見える対立を無くそうという風土をつくることは大切です。ムダな争いは組織にとって必要悪です。
ただ、それ以上に問題なのは互いに無関心で、発言することをあきらめた人が多く所属する組織です。何も言わなくなった組織は悲惨な結末を迎えます。
しかもさらにつらいのは、みんなが自分のやっていることは正しいと認識していることです。
その正しいと思っていることを相手には伝えずに、ただただその自分の信じる基準に従って行動しているのです。相手に分かってもらおうという気力はもうありません。
これが組織の末期症状です。
そうならないために。
一人では何もできないという当たり前のことを再認識する。
お互いの立場を尊重して議論できる風土をつくる。
異なる意見を歓迎する。
すべてにおいて情報を開示する。
正しい評価制度を導入する。
などでしょうか。
末期症状に陥る前に正しい対策を打ちましょう。