日本プロ野球㉛(パ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージを予想する)

パ・リーグクライマックスシリーズファーストステージは、2位のファイターズが2勝1敗で勝ち越し、ファイナルステージに進出を決めました。
マリーンズもかなり粘りました。どちらが上がってもおかしくないファーストステージでした。
10月16日からパ・リーグ優勝チームであるホークスと日本シリーズ進出をかけて戦います。

ホークスとファイターズの今シーズン

まずはホークスとファイターズの、今シーズンの結果をおさらいしておきましょう。

優勝 ホークス   91勝49敗3分 .650
2位 ファイターズ 75勝60敗8分 .556

ホークスが圧倒的な力の差を見せつけて優勝しました。最初から独走状態でした。優勝したホークスと2位ファイターズのゲーム差は13.5ありました。
優勝と2位のチームが13.5ゲーム差も離れたことは今までにあったのでしょうか?というくらい圧倒的な差です。
この圧倒的な差をファイターズは埋めることができるのでしょうか?


ホークスとファイターズの対戦成績

次に、両チームの対戦成績です。

ホークス 12勝-12勝 フアィターズ
       1分

これはおもしろい結果です。
独走態勢で優勝したホークスですが、ファイターズとの対戦成績はまったくの五分です。


両チームのスタッツ

さらに両チームの得失点など細かい数字を見てみましょう

    ホークス  ファイターズ 
得点   607      532
失点   390      485
本塁打  114      111
盗塁     89        91
打率   .259        .245
防御率  2.53        2.94
失策      53             75

盗塁数以外はすべてホークスが上回っています。
これが今シーズンのホークスの強さでしょう。

この数字を見ると、ホークスが圧倒的に有利に見えてしまいます。


両チームの主な先発投手

最後に、両チームの主な先発投手を見てみましょう。

(ホークス)
有原投手    26試合14勝7敗 2.36
モイネロ投手  25試合11勝5敗 1.88
大関投手    20試合8勝4敗   2.50
大津投手    19試合7勝7敗   2.87
スチュワート投手20試合9勝4敗   1.95 

有原投手、モイネロ投手の2枚看板は強力です。この2投手以外にファイターズ打線がどこまで得点を稼ぐことができるかということでしょう。

(ファイターズ)
伊藤投手   26試合14勝5敗 2.65
山﨑投手   24試合10勝6敗 3.17
加藤投手   27試合10勝9敗 2.70
金村投手   29試合7勝6敗   2.38

伊藤大海投手はファーストシリーズには登板していません。
なので、このファイナルシリーズ、第1戦と最終第6戦の登板が可能です。
そして、新庄監督はファーストシリーズで山﨑投手をリリーフで起用しました。ファイナルではどのような使い方をするのでしょうか。ここにも注目です。


日本シリーズに進むのはどちらのチームか?

ホークスが有利です。
ただし、有原投手とモイネロ投手のスタート2試合を1勝1敗でファイターズが乗り切れば、ファイターズにも可能性があります。ホークスも先発2枚看板以外の先発投手は揃っていません。そこにファイターズの足を活かした打線がどこまでかき回せるか。そこにかかってくるでしょう。
ホークスの監督である小久保監督は、現役時代は不動の四番打者でした。真っ向勝負を得意とし、常に行動と結果でナインを引っ張るチームリーダーでした。
その真っ向勝負が得意な小久保監督に対して、どこまで新庄監督がかき乱すことができるのか?
なかなか興味深いファイナルシリーズになりそうです。

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