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できるという自信とできないという謙虚さを併せ持つ

自信⇔過信
謙虚⇔遠慮

この違いを自分の中で受け止めているでしょうか?

できるという自信は必要なことです。自信がなければ勇気が生まれません。勇気がなければ挑戦することに躊躇してしまいます。挑戦しなければ成長はありません。成長しなければ自分の人生を自分で歩むことができません。

しかし、自信が過信に変わると意味が変わってきます。
自信が過信に変わると、自分は何でもできる、何でも知っていると勘違いしてしまいます。
挑戦に対してのハードルが低くなることは良いことなのかもしれません。ただ、その挑戦が成功すれば自分のおかげ、失敗すれば他人のせいにしてしまいます。その結果、挑戦しても自分自身を成長させることができません。成長しないので自分の人生を歩むことができません。これは自信がない人と同じ道を歩むということです。
そしてさらにひどいのは、周囲からの信頼が無くなることです。そんなにできる人ではないのに、自分はできると思っている人のことを誰も信用することはありません。その結果、周りの人が遠ざかっていきます。仲間がいなくなります。気がついた時にはもう手遅れです。ひとりぼっちになります。

謙虚な気持ちで物事にあたることはとても重要なことです。謙虚な気持ちがあるから常に冷静に対峙し、冷静だからこそ様々な事態を想定でき、様々な事態を想定するから最悪なことが起こる可能性が減り、その結果、うまくいきます。そしてうまくいったことを自信へと変換することによって成長できます。

一方で遠慮が強くなるとどうなるでしょうか。
「遠慮する」という言葉は日本においては、決して否定的な意味だけではとられません。遠慮することが美徳のような風潮もあります。

しかし人生において遠慮しすぎると、周りの人からそのような人物なんだとレッテルを貼られます。その結果、都合よく利用され、相手のペースに自分を合わせなければならなくなります。こうなると自分の人生を自分の意志で歩むことは難しくなります。

また、人間だれでも遠慮する人に対して重要なことをお願いするのは少し考えてしまいます。「この人にお願いして大丈夫かな?」と不安を感じてお願いすることをためらってしまいます。その結果、挑戦する機会が減ってしまいます。挑戦する機会が少ないので成長する機会もおのずと減ってしまいます。

自信が過信に変わっていないか?

謙虚が遠慮に変わっていないか?

明確な境界線がなく曖昧なことなので判断が難しいです。
でも、ここを曖昧にしたまま生きてしまうと自分の人生を歩むことが難しくなります。しっかりと自分の中で境界線を引いて、自分らしく生きていきましょう。

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