ホークスの強さ(2024.05.22時点)
日本プロ野球。パ・リーグはホークスが圧倒的な強さを見せています。
5月22日を終えて、29勝10敗で貯金は19。
2位ファイターズに6ゲーム差をつけての首位です。
5月21日、22日のイーグルス二連戦は、
21-0、12-0で圧勝です。
ふたつの試合の合計は33-0と野球とは思えない得点です。
とんでもない強さを見せつけています。
ライオンズから山川選手が加入したので、攻撃陣により一層の厚みが増しました。
打率トップ10を見ても、
1位:近藤選手 .331
2位:柳田選手 .322
3位:周東選手 .309
7位:栗原選手 .279
と4人もホークスの選手が名を連ねています。
本塁打のトップは山川選手の10本。
ちなみに3位に近藤選手が6本、
8位に柳田選手が4本です。
打点は
1位:山川選手 39打点
2位:柳田選手 33打点
3位:栗原選手 24打点
6位:近藤選手 21打点
とトップ3はホークスが独占です。
どうしても打線の方が目立つのでそちらに目が行きがちですが、
ホークスの強さの秘密は攻撃だけではありません。
実は投手力もすごかったのです。
直近二連戦のイーグルス戦で大量得点を取りながら、なおかつ相手打線を0に抑えたことでも証明済みかもしれません。
ホークスのチーム防御率は1.93でリーグダントツトップです。
2位のバファローズが2.63なのでその差は0.7。
防御率上は、1試合で2点以下に相手打線を抑えます。
となると、相手チームにしてみたらホークスに2点以上与えては負ける可能性が高くなります。
しかしあの強力打線を2点以内に抑えることはできるでしょうか?
上位打線を何とか抑えたとしても、打点3位の栗原選手が残っています。
下位打線で少しでも気が緩むと、周東選手から始まる上位打線につながります。
2点以下に抑えるということは、大量失点を防ぐということです。ソロホームランならばOKとしなければいけません。
しかし、打率上位10位に4選手も名を連ねているホークス打線の連打を防ぐことはできるでしょうか?
ソロホームランはOKとしても、2本打たれてはいけません。本塁打リーグトップの山川選手、3位の近藤選手、8位の柳田選手の3人を相手に1本だけで抑えることは簡単ではありません。
そうです。相手ピッチャーからすると気が休まるときがありません。
少しでも油断すると簡単に大量失点につながります。
2点以上取られると負ける可能性が高まる。
どうしてもすべての打者に対して全力で投げるしかありません。
その結果、球数が多くなり、先発投手が長いイニングを投げることができずに、継投に入ります。相手チームはホークスよりも控え投手を先に使わざるを得ない状況になっていきます。
その結果、徐々にホークスのペースになり、ホークスが少しずつ得点を重ね、そして最後は守護神オスナ投手の登場です。
相手チームはなすすべもありません。
これがホークスの強さです。
来週からは交流戦が始まります。
セ・リーグは今のところ、ロースコアの投手戦が続き、各チームとも団子状態です。
今のホークスの強さを見ると、セ・リーグ相手の交流戦で大崩れすることは考えにくいです。
となると、交流戦でパ・リーグの各チームは五分五分の戦いが続く中、ホークスだけが連勝を重ね、さらに独走状態になってしまいそうです。
もう少し長くシーズンを楽しみたいので、セ・リーグの各球団にはがんばってもらいたいです。