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2021/5/20対局検討【黒番大高目】②

前の記事の続き。

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序盤早々に打ちにくい局面にしてしまったところから。

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黒49で下辺の白を攻めたいというわけだが、簡単にはいかない雰囲気。

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白58がぬるい手で、黒59に回れればだいぶ盛り返した感じである。

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白58ではケイマぐらいで攻められていたらきつかったと思う。
黒59以降は一例だが、黒が先手で切り上げるのは難しそうで、左下の空き隅に白が回れば黒非勢だろう。

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黒55の時点で左下に打つ方が良かったかもしれない。
白56なら手抜きで最後の空き隅に回る。4子はとりあえず死んだふりをして、後の状況次第では動いていく作戦だ。

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実戦の進行に戻る。
まあなんだかよくわからないが、だいぶいい勝負になってきたのではなかろうか。

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白78のキリは厳しい。
しかし黒87に回り、黒が攻勢に立ってきた。

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これはもうゲームセットである。

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終局図がこちら。
黒の9目半勝ちとなっているが、この判定は誤り。
と言うのも、右辺セキの箇所が白地として計算されているのである。

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恒例のクレームターイム。
勝ってるから良いとか、そういう問題じゃない。
毎月わざわざ金払って利用しているのに、こんな馬鹿らしい判定ミスされたのではたまったものではない。

日本棋院さん頼むよちゃんと仕事しておくれと言いたいところだけど、ちゃんとすぐ返信してくるから仕事はしているし、地合い計算ソフトのプログラムしているのは別の人たちかもしれないからこれ以上言えないということで終わり。

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