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故 森田童子さまへ

短絡的なマンガを描いたなあと思うのだが

ひと月前から彼女の事を度々思い出していて(きっと何かの会話で話をしたのだろう)調べてみると三回忌にあたるらしい

彼女の歌はわたしのDNAだ。断言する。初めてギターで弾いた曲は「僕たちの失敗」だし。(リアルタイムではなくリバイバル世代ですよ)透明な声にミニマルな構成の曲。未来をうたう方ではなく、かといえば感傷ではない気がする。ノスタルジーやセンチメンタルという言葉というよりフルボリュームでなった思い出も霞んでしまって、置き去りにして、そんなものをふと思い出したかのように「そんなこともあったね」と

どんな時代だったのだろう、こんな歌が鳴り響くのって。75年。荒井由実さんも同じぐらいにデビューだけど…いや、比較対象ではないな。けど「hello,my friend」と多色に歌う彼女と「さよならぼくのともだち」と歌う森田さんをつい。いや、うたわれた時代さえ違うじゃないか


今回作ったマンガの方なのだが、私にしてみると普段の創作から遠い、森田童子さんを描くことにだけに焦点を絞ってみたのだけど、今なら表現できるんじゃないかと思ったのだけれども。

そしていまやらないとこの先二度とそのような機会がない気もしたのだ。



忘れて行ってしまうのだから


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