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[初投稿!]バルセロナ対ビルバオ戦 戦術的改善と見付けられた最適解

Greeting

皆さん初めまして。さんくれと申します。クレ(バルセロナファン)です。
初投稿ということで緊張してパソコンの前にいます笑
本日は昨日(2022/10/23)に行われたアスレティックビルバオ戦のレビューをしていきたいと思います。今回デンベレがスーパーだったことは成績を見ればわかると思いますので、勝利の鍵になった戦術選手の観点で試合分析を行います。最後までお付き合いください。

Game Stats

ボール支配率:66%
シュート数:10
枠内シュート:7
パス本数:669本
パス成功率:89%
⚽️ 12' ウスマンデンベレ 👟レヴァンドフスキ
⚽️ 18' セルジロベルト 👟デンベレ
⚽️ 22' ロベルトレヴァンドフスキ 👟デンベレ
⚽️ 73' フェラントーレス 👟デンベレ
🤕 セルジロベルト(脱臼)
  ガビ(打撲)

Starting Member

GK
1.テアシュテーゲン
DF
20. セルジロベルト
22. ジュールクンデ
24.エリックガルシア
28.バルデ
MF
30.ガビ
5. セルヒオブスケツ
21. フレンキー・デヨング
FW
7. ウスマンデンベレ
9. レヴァンドフスキ
8. ペドリ

抱えていた問題点

ここまでバルセロナはリーグ戦10勝1分1敗(28得点4失点 リーグ2位)で申し分ない成績で来ています。しかし、問題はリーグ戦にあるのではなく、ヨーロッパのコンペティションにあることがCLの成績を見れば顕著です。成績は4試合1勝1分け2敗。現時点でグループリーグ突破はかなり厳しい状況です。バイエルン戦は内容的には悪くなかったものの決定力を欠き敗戦。続くインテル2連戦では5バックで引かれた相手に対しての解決策を見出せずに1分け1敗。その後のリーグ戦クラシコでもインテル戦での悪い印象を払拭することができませんでした。問題点は大きく2つ。1つ目はブロックを敷いてくる相手に対しての崩しなど攻撃のバリエーションがないこと。2つ目はボールロスト時に中盤に広大なスペースができてしまうことでした。

1つ目の解決(偽エストレーモ)

シャビ監督が意識したことは、足元でのプレーではなくオフザボールの動きやスペースを使った攻撃。今まではエストレーモのファーストチョイスはデンベレとラフィーニャでした。どちらも足元でボールをもらいたい選手。ビジャレアル戦ではより周りと連携しオフザボールの動きをするファティとフェランを起用見事にハマり。内容含めて素晴らしいゲームで勝利しました。後半にデンベレ、ラフィーニャに交代した際にも足元ではなくボールを相手の最終ラインに要求する仕草が多かったことはおそらくシャビ監督からの指示だと思います。今節ではエストレーもにはペドリとデンベレ。左サイドはペドリが中に絞って空いたスペースをバルでに使わせる。右サイドは張ったデンベレの内側をセルジロベルトがインナーラップするという形で相手の背後をとる動きが増えてきました。実際に得点にもつながっていたことを見ると、今までの足元で受けてクロスを上げるだけのサッカーに比べればかなりの成長ですし、バルセロナにとっては収穫のある内容だったと思います。

2つ目の解決(フレンキーデヨングの正しい使い方)

偽エストレーもを起用するメリットは主に二つあります。まずは中盤での人数有利を作ることができること。中に絞ることで相手の守備の陣形を崩すこし、サイドの攻撃を活性化すること。また、今回はフレンキーとブスケツの同時起用をしてきました。ボール保持の際はブスケツの周りを自由に動き回り、前線までのボール運びをし、守備時はブスケツの背後にポジショニングする。今まで中途半端にプレスをかけることで中盤が間伸びし、ブスケツの守備エリアが広くなりすぎる問題が起きていましたが、この『偽エストレーモ』と『フレンキーとブスケツの同時期用』を利用することで問題になっていた中盤の間伸びを解消しました。

この2つの解決策は、良い関連性で機能しました。以前ペップが行ったフォルス9のように中盤でどれだけ圧倒できるかによってバルセロナの良さが出てきます。中盤に人数をかけることでサイドへの圧が少なくなり結果的にいい攻撃につながりますし、ボールロスト時には、良い距離感に選手同士がいることで、回収率が上がります。それに加え今回は相手が出てきてくれることで、フレンキーのボールの持ち運びがハマり、攻撃の幅が広がっていました。

シャビ監督の戦術に対して、懐疑的な意見がありましたが、クラシコ以降の2戦を見る限りでは、まだ決着をつけるには早いように感じました。

ミッドウィーク開催のチャンピオンズリーグバイエルン戦でこのサッカーが見られることを祈って今後もバルセロナ観測を続けていきたいと思います。




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