20200309 初宮参り②〜万葉集からの一句。山上億良

ユメの初宮参り。神主より、一句紹介が。

瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ
いづくより 来りしものぞ 眼交(まなかひ)に
もとなかかりて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ

反歌
銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも

旅先で瓜を出されて食っていると、子どもの顔が思い出される。その子は恐らく、瓜が好物だったのだろう。次に栗を出されて食うと、いっそう子どもの顔が思い出される。子どもとはどこからやってきた賜物なのだろう。その顔がまぶたのうちに焼きついて、寝ることもできない。

反歌
銀も金も玉もどれほどのことがあろうか。どんな宝も子供には遠く及びはしない。

ふむふむ。良い一句。

万葉集と言えば日本最古の和歌集。
現代までいろんなモノ、コトが変化し、この先もっともっと指数関数的に変化がおとずれるだろうが、この一句に読まれている心情は不変だろうなぁ。
特に、「いづくより 来りしものぞ」がお気に入り。つくづく思う。

私からサラ、ユメへの気持ちも不変ですからね。

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