見出し画像

初心者向けのリヴァイアサン解説

この記事は、今回10版のお祝いボックスとして発売された、スターターボックス「リヴァイアサン」を買ったはいいものの、
Warhammerを始めたばかりで設定や名前がわからない初心者向けに
中身(スペースマリーン側)の解説をしていくものです。


マリーン側封入リスト

  • キャプテン(ターミネイターアーマー装備)

  • レフテナント(コンビウェポン装備)

  • ライブラリアン(ターミネイターアーマー装備)

  • アポセカリー・バイオロジス

  • ターミネイター・スカッド

  • インフェルヌス・スカッド

  • スターンガード・ベテラン・スカッド

  • バリストゥス・ドレッドノート

各ユニット解説

各ユニットについて、設定と背景について書いていきます。各見出しの下の絵が、そのユニットの画像になります。

キャプテン(ターミネイターアーマー装備)

スペースマリーン中隊長が最前線での戦いに赴く場合、
滅殺装甲服ほどにふさわしい戦装束は数少ない。
並外れた防御性能を有するこの装甲服は、
以下に激しい銃火からも中隊長を護り、
さらに敵中へのテレポートさえも可能にするのである。

データカードより

ターミネイターアーマーを着た「キャプテン」です。
日本語訳では「中隊長」と書きます。

専門用語を使わずに言うと、字面通り「キャプテン」であり、
人を率いるリーダーという認識で大丈夫です。

設定的な話をすると、キャプテンとはスペースマリーンの中で中隊規模を率いることができる偉い人です。ベテラン兵が集う「第一中隊」での経験を経て、戦場で際立った功績をおさめ続けた人が任命される階級です。
そんなキャプテンが、ターミネイターアーマーを装備している。そういうミニチュアです。
左手には二連式のストームボルタ―という銃を装備し、右手にはレリックウェポンと呼ばれる、いわれのある剣を装備しています。

※ターミネイターアーマーとは?
先ほども出た「第一中隊」にて与えられる勲章のひとつである、
滅殺十字章(クルス・タルミナトゥス)を授与された人たちだけが着ることのできる鎧です。つまり、エリートの中でもさらに選ばれた人しか着ることのできない鎧です。しかも重装甲、高性能であり栄誉だけではなく絶大な力を持った鎧です。

レフテナント(コンビウェポン装備)


フォボスアーマーに身を包む副官の中には、
熟練の暗殺者や情報偵察者として、
敵戦線の奥にて活動する任を負う者たちもいる。
主力たるスペースマリーンの
特務部隊が到着するまでの間に、
彼らは敵を混乱に陥れ、攻撃の成功を保証する
夥しい戦術データを収集するのだ。

データカードより

「レフテナント」です。
日本語訳では「副官」と書きます。

専門用語を使わずに言うと、「キャプテン」に次ぐサブリーダーという認識で大丈夫です。

キャプテンには及ばないが歴戦のベテランであり、中隊の一部を指揮することが許されています。今回のレフテナントは、「コンビウェポン」を装備しています(肩にかけている銃)。これはどんな武器かというと、ライフルにもう1種類の武器をまとめて「コンビ」にした特殊な武器です。変則的な攻撃ができるため、歩兵相手に高い威力を発揮します。

さらに、右肩には「ティラニッド」という宇宙生命体から取り外した装甲をベルトで乱雑に巻き付け、右手のナイフには体液が滴り、歴戦の勇士らしいデザインになっています。

ライブラリアン(ターミネイターアーマー装備)


ライブラリアンの力は、
戦団の精鋭歩兵部隊に恐るべきサイキックの刃を貸し与えることができる。激しい乗船攻撃であれ、熾烈な市街戦であれ、
あるいは圧倒的な数の敵に立ち向かう戦いであれ、
滅殺装甲服を身に着けたライブラリアンは強力な精神エネルギーで
敵を撃破するであろう。

ターミネイターアーマーを着た「ライブラリアン」です。
日本語訳では「司書官」と書きます。

専門用語を使わずに言うと、超能力者である兵士です。ゲーム的な話をすると、「魔法使い」という表現が近いのかもしれません。

ライブラリアンの超能力のことを「サイキック」と言い、彼らは「サイカー」と呼ばれます。
彼らは、通常のスペースマリーンとしての能力を持つだけでなく、さらに強力な超能力者としての才能も待つエリートです。このサイキック能力を使って戦場で大きな力をふるいます。
また、今回のライブラリアンはターミネイターアーマーを装備しており、より優秀な兵士となっています。

今回のデザインは、全身に発光するルーン文字のような装飾が多くみられ、より魔術的な意匠が多く反映されたミニチュアになっています。

アポセカリー・バイオロジス

グラヴィス型装甲服に身を包んだアポセカリー・バイオロジスは、
敵の絶え間なき猛撃の中をも前進し、
生体スペクトラムによって異種族の肉や細菌兵器庫、
そして神秘の遺伝子技術など、
分析用生体サンプルを随時採取可能としている。

データカードより

グラヴィスアーマーを着た「アポセカリー」です。
日本語訳では「医術官」と書きます。

専門用語を使わずに言うと、医術の知識を持った兵士です。ゲーム的な話をすると、「衛生兵」「ヒーラー」という表現が近いのかもしれません。

アポセカリーの仕事は、戦場での応急手当と
スペースマリーンの遺伝子や臓器の回収が主なものになります。
アポセカリー・バイオロジスは、この中でも遺伝子や臓器の回収を主にやっている兵士であり、戦場で倒れた仲間たちの体から貴重な資源を回収しています。なので、医術官というより「生物研究者」としての側面が強いユニットになっています。

今回のデザインは、遺体の装甲を切り取るサーボアームと、内臓を保管するボックスを手に持ったデザインになっています。

※グラヴィスアーマーとは?
グラヴィス(威厳)型パワーアーマーとよばれる通常よりもやや重装甲な鎧であり、比較的新しく開発された装備です。

ターミネイター・スカッド


滅殺装甲服は人類の技術力の結晶であり、
着用者はテレポーテーションの負荷から大地揺るがす砲撃に至るまで、
あらゆる状況を耐え抜くことが可能である。
重装備に身を固めた滅殺分隊は敵中の只中にテレポートし、
あるいはとめどなく進軍を行いながら、
揺るぎない射撃を繰り広げるのである。

データカードより

ターミネイターアーマーを着た一般兵です。

第一中隊にて、栄誉あるターミネイターアーマーを授与されたエリートたちです。
しかしながらまだたくさんの戦功・戦績を上げていないため、ターミネイター小隊としてまとまった形で編成されます。

装備は、キャプテンも装備していたストームボルター、エネルギーフィールドを発生させる剣パワーソード、エネルギーフィールドを拳にまとわせるパワーフィスト、そして1人は強力な機関砲であるアサルトキャノンを装備しています。

もともと、古くから存在するミニチュアでありましたが
今回、10版への更新にあたってよりスマートでかっこいい形にリファインされました。

インフェルヌス・スカッド


インフェルヌス分隊は、パイアブラスターから放たれる、
白く輝く炎の嵐によって敵陣を丸ごと浄化する。
インフェルヌス分隊は近接強襲戦闘の専門家だ。
彼らは敵の塹壕や援兵豪、密集した廃墟、
そして遮蔽物として用いられる植物へと、
燃え盛るプロメチウムの奔流を噴きつける。
敵はその激しい憤怒から逃れることは困難だ。

パイアブラスター(火炎放射器)を装備した一般兵です。

一番基本的な鎧である、マークX「タクティクス(戦略)型パワーアーマー」を装備したスペースマリーン一般兵が、今回10版で初登場した新型火炎放射器「パイアブラスター」を装備したものです。

一斉に放たれる超高温の火炎放射で敵を焼き尽くすユニットになっています。射程は長くないので、接近してくる敵を焼き払い、こちらから接近して焼き払うという、優秀な近距離攻撃を行える能力を持っています。

スターンガード・ベテラン・スカッド

スターンガード・ベテランは揺らぐことなき冷静さを有しており、
以下に激しい戦いにおいても模範的な射撃精度を保ち続けることで名高い。
戦団のあらゆる射撃兵装に精通した彼らは、
精密極まりない射撃によって敵の弱点を狙い撃つのだ。

データカードより

スターンガード(後守古参分)と呼ばれるベテラン兵です。
彼らは、少数精鋭のエリートとして最も守りが手薄なエリアへと投入され、圧倒的人数差で押し寄せる敵の大群へと立ち向かいます。

彼らの姿は、全スペースマリーンが憧れる理想の英雄像を体現しており、後方から全軍を守るにふさわしい強者のみが任命されます。
彼らは、敵に合わせて特殊な弾薬を使い分け、最も効果的な攻撃を行うとされています。

もともと、古くから存在するミニチュアでありましたが
今回、10版への更新にあたってよりスマートでかっこいい形にリファインされました。


バリストゥス・ドレッドノート

バリストゥス・ドレッドノートは二足歩行の砲座と言えよう。
この歩行型戦闘兵器の中心に据えられた棺には、
戦団の斃れし英雄の肉体が収まる。
その英雄は神経接続を介してその戦闘兵器を操縦し、
敵装甲や精鋭歩兵部隊を標的に破壊的な大火力を浴びせてゆく。

データカードより

大型の二足歩行ロボット、ドレッドノートの新型である
「バリストゥス・ドレッドノート」です。

ドレッドノートはただのロボットではなく、意志を持った存在です。
彼らのコックピットは、さながら棺桶のようなデザインになっており、
精鋭のスペースマリーンが死亡状態になっても脳が生きていて強い意志がある場合にドレッドノートとして改造されます。

改造手術によりドレッドノートと一体化したスペースマリーンは、その後の永遠に近い時間をつかって、スペースマリーンに貢献しています。

この機体は射撃特化の装備をしており、右肩には強力なレーザー砲である「ラスキャノン」。左肩には多連装ミサイルポッドを装備しております。


最後に

この記事が、warhammerに興味を持ってくれた新しいファンに対してさらなる興味を持つ道しるべになればと思います。

文責:あかこぶし太郎
twitter @CrimzonF_Taro

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?