初心者がギター買うなら新品?中古?
ギターをはじめて買うときに大事なことについては「はじめてエレキギター購入する時に大事なたったひとつのこと」でお伝えしました。
しかし、買いたいギターが決まっていざ購入しようという時にまた頭を悩ませる問題がでてきます。
それは、新品を買うか、中古を買うかという選択です!!!
なぜなら、「新品か中古か」という切り口での記事もネットにはたくさんあって、人によって意見が異なるからです。どっちやねん!
本当にこんな顔になってしまいますが、ずばり結論から言います。
どちらでもいい!!!
いい加減なことを言うなと怒られそうですが本当にそう考えています。
ただし、なんでもいいと言うわけではなく条件があります。
まずは新品、中古それぞれのメリット、デメリットを考えながらそれぞれ購入するときの条件を見ていきましょう。
▪️新品
メリット
・綺麗
新品なので当たり前ですが綺麗です。特に木目や塗装が美しいギターはピカピカであって欲しいものです。また、こちらも当然ですが、使われれていないのでフレットやナット、ペグなどの各パーツにも消耗がありません。
ただし、新品でも展示品や試奏に使われているものもあるので本当にまっさらでピカピカがいい場合は必ずお店に確認しましょう。
・保証付き
新品のギターにはメーカーの保証が付いています。もし購入後にギターに問題があった場合も保証期間内であれば無償で対応をしてもらえます。
・満足感が高い
もし新品と中古が同じ価格だったら誰しも新品を購入すると思います。やっぱり新品を購入したときはえもいわれぬ満足感がありますよね。
ただ、買って満足して終わってしまわないようにしてくださいね...。
デメリット
・高い
新品のデメリットはこれに尽きます。ギターの価格は本当にピンからキリまでありますが、決して安いものではありません。入門用の安価なものでもほとんどは1万円以上はします。
新品のメリット、デメリットを挙げましたが新品でネックになるのは価格だけです。では、新品を少しでも安く購入するにはどうすれば良いでしょうか?
新品を安く購入する方法は主に以下の2つの方法があります。
⒈ セールを狙う
ギターに限らず家電などでも同様だと思いますが、店頭の価格というのはお店や時期によって変動します。特にギターについてはその振れ幅が大きいです。通常店舗はボーナス時期や決算時期、年末年始等のイベントに合わせてセールをしますので、セールで安くなった時を狙うのも手です。しかし、当然自分の狙っているギターがセールで安くなる保証はありません。
⒉ アウトレットを狙う
新品でも店頭に展示していたものや、試奏などに使われていたもの、キズが付いているものなどはアウトレットとして通常の価格よりも安く販売されることがあります。まっさらでキズ一つないギターにこだわらない限りはアウトレットを狙うことで安く購入することができます。
安く購入する方法を2つ挙げましたが、気をつけていただきたいことがあります、1つは先に述べたように価格は常に変動するということ。2つ目は例外はあるもののギターの価値はその時の値段の価値しかないということ。
もちろん目玉商品のように客寄せやお客様還元といった形で本来の価値よりも安く売られることもありますが、基本的には新品が安くなるのは店頭展示品だったり、少しキズがあったり、誰かが既に触ったりしたもの、長期在庫で売れ残っているもの等、価値が下がっているからです。
ギターの価格は本当に変動が激しいので常にチェックしたいところですが、実際にいろんな店舗に頻繁に通うわけにはいかないと思いますので、ネットを使ってチェックしましょう。価格のチェックにはデジマートがオススメです!!
▪️中古
メリット
・安い
新品と比べると(ヴィンテージを除き)割安で手に入れることができます。どのくらい新品と比べて安くなるかというのは商品の状態だったり、ブランドの知名度、需要の大小によって変わります。
・現行品以外も手に入れることができる
既に廃盤になったモデルや完売した限定生産品、ヴィンテージ品なども手に入れるチャンスがあります。もちろん現行品のように必ず販売している訳ではないので、手に入れることができるかどうかはタイミング次第です。
デメリット
・消耗している
当然一度人の手に渡っていますので何かしら消耗しています。商品の状態はピンキリですが、傷や打痕、ピックスクラッチがあるもの、ネックが反ったり波打ったりしているもの、フレットが著しく磨耗しているものなど演奏に支障をきたすようなものもあります。反対にほとんど弾かれた様子もなく新品同様のものも存在します。
・保証が少ない
楽器店が販売しているものは楽器店独自に保証を付けていたりしますが、それでも新品のメーカー保証よりは大抵保証期間は短いです。また、大抵の中古楽器はメーカーの保証が切れています。
中古のメリット、デメリットも挙げてみましたが、中古は新品よりも安く手に入れることができますが、その代わりに商品の状態、品質が一定ではありません。
新品の場合は当然品質が安定していますが、中古の場合は新品同様のものから、演奏に支障があるもの、さらには修理しないと使えないようなジャンク品まで様々です。そこで、初心者が中古を買う際に注意して欲しいことをお伝えします。
⒈ ギターに詳しい人にアドバイスをもらう
これからギターを始めるのですから、当然ギター自体の知識もあまりないので、価格が相場より高いのか安いのか、ギターの状態が初心者が演奏するのに問題がない状態なのかどうか等わからないことだらけだと思います。そんな時は軽音部の先輩、ギターの先生など身近な経験者を頼ってください。身近にギターに詳しい人がいない場合はYoutubeやブログ等でギターのレッスンをしている方などにダメもとでコンタクトをとってみてください。きっと力になってくれるはずです。
2.信頼できるお店で購入する
中古のギターは楽器店はもちろんですが、いまやYahoo! オークションやメルカリなどのフリマサイトで個人からも簡単に購入することができます。しかしながら、以下の点から初心者のうちは個人から購入するのは避けた方が無難です。
・本物とは限らない
楽器店で売られているものは基本的は本物が売られています。しかしながら、メルカリなどのフリマサイトでは売られている商品が本物とは限りません。売主が知識がなくて誤った商品名で売っている場合もありますし、中には悪意を持って本来は安い商品を高い商品に偽って売っている場合もあります。
・保証がない
オークションやフリマサイトでの個人売買は相場より安く手に入れることができる可能性がある一方で、基本的には保証がありません。商品が到着してから説明にはない不具合や傷があったり、商品の状態が説明とは異なっていたとしても自己責任でなんとかするしかありません。オークションサイトやフリマサイトは(よっぽど悪質な場合や犯罪行為などを除き)売買によるトラブルにはノータッチですし、売主が誠実な対応をしてくれるとは限りません。ギターに詳しい人に見てもらったとしても相手が悪意を持っていた場合は手の打ちようがありません。
さて、ここまで新品、中古それぞれのメリット、デメリット、購入する際のポイントや注意点を述べてきましたが、これらに気をつけてもらえればあなたのテンションを上げてくれるギターであれば、新品であろうが中古であろうがどちらで購入してもOKです!!
ただし、新品、中古に限らずできれば身近なギターに詳しい人にアドバイスを貰ったり、一緒に選んで貰ったりして、信頼のできる楽器店で購入することをオススメします。できれば実物を見て触って弾いて音を聴いたり、ギタを手にした感触を感じてくださいね。