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ベンベルグ®︎ラボ2期が始ります。

はじめまして、板倉と申します。
東京の4年制大学を卒業したのち、アパレルブランド 『PETTY』を立ち上げ、デザイナーをしています。

東京校の3期生で受講期間が終わり、同時期にちょうど始まったベンベルグ®︎ラボ1期を受講しました。
私が服について勉強させていただいたのは産地の学校とベンベルグ®︎ラボのみという経歴です。

産地の学校では今まで自分の中であまりフォーカスしなかった原料、素材、テキスタイルを始め、産地との関わり方等を学び、ベンベルグ®︎ラボでは範囲を一気に狭めて「キュプラ」という素材だけを学んでいきました。

来月からベンベルグ®︎ラボ2期がスタートするので、1期で学んだことを写真と一緒に振り返ろうと思います。

前半は座学、後半は工場を見学しに行き、最後に各々が学びをプレゼンテーションするといった全6講義でした。

座学は初めに旭化成の方からベンベルグ®︎とは何か、他の繊維との比較をしながらの説明をしていただきました。
続いて、市場のニーズに合わせた生地の開発を産地と絡めて学びました。
同じベンベルグ®︎という素材でも、各産地によって全く違う表情の生地ができることに驚きました。

旭化成本社内にある「ベンベルグ裏地ミュージアム」にもお邪魔してベンベルグ®︎の歴史や旭化成の取組を聞き、性能を検証する実験や市場にある製品の紹介をしていただきました。

そして待ちに待った工場見学。

1期で見学に訪れたのは山梨県の富士吉田産地です。
糸を染めてから生地にする先染めの産地という事で、糸染め・撚糸・整経・機織り・生地加工と、生地になるまでの全ての工程を見学することができました。
それぞれの工場の職人さんのお話を聞けた事、何より今まで学んだことを実際に目で見ることができたのは財産になりました。

工程を遡る形でしたが、翌月は飛行機に乗って宮崎県延岡市のベンベルグ工場を見学しました。
写真撮影のNGな工場内をしっかりと案内していただき、実際にベンベルグ®︎の原糸ができる瞬間もしっかりと見ることができました。

最終講では各々が学んだことと今後やりたいことを繋げてプレゼンテーションを行いました。
1期は様々な経歴の方が参加していたので、異なった視点からの発表を聞くことができました。

もうすぐ2期がスタートするベンベルグ®︎ラボ。
私も事務局として2期のメンバーと一緒に、更にベンベルグ®︎について学びを深めたいと思います。
ちなみに2期は産地遠征が選択制になってるので、興味ある産地に行けるのがとても魅力的です。

今期のレポートも楽しみに。

板倉

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