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各産地で生まれ変わるベンベルグ®︎

<ベンベルグ>ラボ第3講のテーマは「旭化成<ベンベルグ>アウター素材開発について」です。旭化成株式会社独自のファッショントレンド情報やライフスタイル分析をもとに、素材が開発され展示会が開かれるまでの一連のながれを説明していただきました。
本編に入る前に前回の宿題、<ベンベルグ>(一般名称:キュプラ)市場リサーチの結果報告会を行いました。受講生の目には市場に出回る<ベンベルグ >がどのように映ったのでしょうか。下記の報告が寄せられました。

・高感度のセレクトショップでは、裏地にほぼキュプラが使われていた。
・ 駅ビルのショップではキュプラを使ったアイテムが少なかった。
・ 寝具、環境対策、資材分野など、ファッション以外にも多くの用途で使用されている。
・ キュプラを用いたマタニティショーツの伸縮性に興味を持った。
・ 服の価格帯によってキュプラとレーヨンでは、用いられかたに違いがあるようだ。
 など。

最後に事務局の宮浦が「調査場所も調べ方もさまざまでしたね。新しく知ることで疑問が生まれて、また次の疑問を繰り返していくところに学ぶことの面白さが あるんだと思います。僕自身またいろいろ調べてみたくなりました。」とまとめ、宿題を締めくくりました。

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講義は本編へ。講師は旭化成株式会社繊維マーケティング室チーフコーディネーターの佐藤健二郎さん。まずは素材開発をおこなう前段階として、「トレンドはどのようにしてつくられるのか?」を解説していただきました。続いて旭化成株式会社が実際に使用している開発マップや旭化成ジェネラルトレンドブックの回覧を行いました。この資料をもとに、コーディネーターの方々が全国の機屋さんを訪問しつつ、ディスカッションを重ねて新しい素材の方向性をまとめる。そんな産地との取り組みを教えていただきました。

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後半は、「東北・北関東」「北陸」「尾州」「近畿・播州」「備後」で開発した素材を、産地別に学びました。取り寄せた製品サンプルに直接ふれ手触りを確認することで、より感覚的に特長を認識しました。「このプリプリ感がいい」「シャリシャリしてる」「モコモコ具合がすき」など、触感を擬音で表す印象的なワードがしきりに飛び交っていました。

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その他、ぬり絵での産地確認や、BbPRESS PAPER 、<ベンベルグ>アウター展などについても紹介していただきました。終始質問が絶えず話題の尽きない講義となりました。

次回からは、自主選択の産地遠征が始まります!

事務局

※ベンベルグ®は旭化成の再生セルロース繊維・キュプラのブランドです。


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