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フリーランスとチーム


こんにちは。サンチェスです。

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と宣伝したところで、本日のお題。「フリーランスとチーム」。
今回は、自分が書きたいというより皆さんの意見が聞きたくて書いてみます。
始めたばかりで全くもって知名度のないこのアカウントですが、賛否どちらでも、色んな意見を伺えればと思います。
「チームを組むって、必要に迫られて?それとも個人がより自立するため?」

フリーランスって?

フリーランスとして働き始めてほぼ半年くらいの私ですが、やはりこの働き方にメリットを感じてから本格的に力を入れました。

それは、「自分のペースで仕事ができる」ということ。無理して起きる必要もなければ、周りに合わせる必要もない。ちょっと今集中したいんだけど、ってときに限って誘われる上司の休憩もないわけです。

ひたすら自分のスタイルで・やりたい時間に・仕事に打ち込めるわけです。これは結果的に私にとってはストレスフリーに繋がりました。

※もちろん、すんなり今のスタイルが確立できたわけではありません。子供が2人いて、しかもそんなに広い家でもない。言ってみれば家族4人が常に同じ部屋で一緒にいて生活してるわけです。書斎やプライベートルームなんてありません。日中何もできなくて結局睡眠時間を削って夜に粛々と作業、なんてしょっちゅうです。今も週の半分は超朝型(つまり夜型)生活を送っています。それでもかみさんの協力を得て、少しずつ日中も仕事ができるようになりました。
ドイツと日本の間で時差があることも、フリーランスに馴染めた一因です。日本の営業時間はこちらの午前0時もしくは午前1時に始まります。ちょっと夜ふかしするか早めに起きれば、子供に煩わされることなく取引先とミーテイングができたりもするのです。

仕事を取るには、自分のスキルアップもかかせません。自分の能力が深化するか他分野にも広がれば、それだけ受注する確率も上がります。こうして勉強しつつ知識を増やしていって書ける分野を広げていきました。あくまで「自分のスタイルで」です。

チームで働く

ここ最近、自分の中でホットな話題が「フリーランス同士でチームを組んで大きな案件を受注する」という働き方。

これには大きなメリットがあって、例えば「短編アニメーションを作りたい」とクライアントが考えたとします。このクライアントは付き合いも長いし、おもしろそうだし、ぜひ一緒に仕事をしたい。私はストーリー構成や脚本はできます。しかし絵はかけないし、それをアニメにすることもできない。うーん、1プロジェクトとして頼まれていたら引き受けることは不可能。。。
もし絵を書ける人、アニメを構成できる人が仲間にいれば3人でチームを 作って1つの案件を受注できるのです。気心知れた仲間ですし、集中して作業すれば比較的短時間でこなせることもあるかもしれません。

クライアント側にしてみたら、フリーランスに発注しようとすると、1つのプロジェクトを細切れにして、
・ストーリーは公募
・脚本はAさん
・原画は公募
・アニメ化はBスタジオ
・プロデューサーはCさん
。。。という風に分担させて1つ1つ発注を掛ける必要があります。これを一つの窓口でポンっと渡すことができれば、あまり苦労をかけずにフリーランスに仕事を回すことができる。

でもそれって会社では?

基本だけシンプルに追っていけば、上記のような形になります。これはどちらにもメリットがあります。でもちょっと待ってほしい。チームで案件を受注する以上、受注できる幅が個人でやるよりも広がることが一番大事なポイントです。個人でできることに、1個提供ネタが増えたとしてもそれはメリットと言えるでしょうか?
もしかしたら、自分が個人で受けた仕事よりもチームの仕事に時間を割かざるを得ないことも増えるかもしれません。
というか、「これは自分にはできないし、ある種の外注をしたい」な動機があったりしませんか。

発注側にしてもポンと渡せるというけれど、どうしてもフリーランスに仕事を回したいという使命に燃えている人でなければ、最初からアニメスタジオに任せたほうがはるかに楽ができるはずです。

上記2つに共通すること・冒頭で書いたチームで働くメリットを一文で書いてしまうと「それって複数の人間で集まって専門性を高めあった『会社』を作ってしまったほうが早いのではないか」です。アニメスタジオ顔負けのアニメを、気心知れた仲間で作り上げる自信があるのであれば会社を作ってしまったほうがいい。多少手間はかかるでしょうが、「チーム」として売り込むよりも「会社」として売り込んだほうが現状では(残念ながら)信用度は高いです。であれば、中途半端な立場でいるよりも、かっちりした団体に昇華させたほうが今後のメリットにもなると思います。

話は飛びますが、人が集まるとかならず問題になるのが「お金の管理」。これにしても団体であるほうが管理は遥かに透明です。

私の考える「チーム」

とは言え、個人でできないことを複数の人間であたりたい、というのは私も常々考えていることではあるのです。でも動機がすこし違っていて、以下のような考えからです
・この人と働けたら楽しいだろうな
・こんな仕事もあるんだ。弟子入りじゃないけど一緒に働いてその世界をのぞいてみたい
。。。対象の人をひっぱってしまいそうな働き方ですね。。でも、コラボすることで今までとは違う作品に仕上がる可能性は秘めているわけです。お互いの長所を高め合う働き方というか。

だから、「チームで働く」ということを、私は「こうしたら受注の幅が広がるんじゃないか」というような一見ネガティブな動機から始めたくはないのです。「芸術は爆発だ」ではないですがチームで働くことで「爆発・革命」を起こしたい。

チーム・個人の可能性

フリーランスには可能性があります。役割や職務が固定されていないので、今日とは違った自分に明日なれるのです。そのためには自己研鑽が欠かせません。日々是勉強です。でもそうやって自分を高めていくことで唯一無二の自分の価値が出来上がっていく。

こうした働き方のキャラクターを、フリーランス自身としてもっと自覚したいし、社会に対しても発信していきたい。

チームで働くなら、今までの自分とは違う人間になるためのステップにしたい。

フリーランスでやってるみなさん。いかがお考えですか?

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