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フリーランスの価値
こんにちは。サンチェスです。
今日も働き方についての考察を書いてみます。ドイツで発信するお仕事ブログに興味がある方はこちらをどうぞ♫→germannetz.com
今日は、いかにフリーランスの価値を高めていくか、こうした自由な働き方の知名度を上げるにはどうしたらいいか、をテーマに書きます。
私が物書きになった成り行き
自身の最初の仕事は、知人に紹介されて書いた、観光名所の取材記事でした。もともとおぼろげながらジャーナリスト志向はあったのですが、学生という身分に甘えてしまって、当時あまり深く追求することはしていませんでした。そんなときに、「ドイツで土地勘ある人探してるの。車の運転だけでもいいし、ちょっと手伝ってみない?」とお誘いを受け、ドイツ南部の複数の観光都市の取材を手伝いました。何枚か自身で写真も取り、「ああこんな街もあるんだ。また来たいな。」などと思っていたら、自分でもその街の紹介記事を書きたくなってしまい、「書いてもいいですか?」と話したら「待ってました」と(笑)その場で20記事書かされる羽目になりました。
フリーランスで働くに至った過程は様々ですが、自立して働くことを意識した原点はこの出来事です。
その後、自力でコンタクトを取ったウェブメディアに、いくつか観光記事を納品しました。ただ、あくまで趣味の延長線上でこれを生活の糧にしようとは考えてはいませんでした。実際、収入はピザレストランのバイト代の方が多かったですし。
どうにかして、かっちりお金が入る方法を模索しなければ。
Lancers.comがそのキーになりました。細かいことは省きますが、自分には「募集要項を確認」→「自分のことを売り込む」→「テストライティングを経て採用」という流れがとてもしっくり行き、今の仕事スタイルを確立するに至っています。
物書きとして思うこと
よく考えるのは、「フリーランスって甘く見られてはいないか?」ということ。シンプルに書くと、
「ジャーナリスト」は新聞社やマスコミ、出版社に勤めていた経験があって、独立して記事を書き投稿している人。
「ライター」は有象無象。経験もありいい文章を書く人もいれば、素人まる出しであわよくばコピペで済まそうとする人がいるのも現実。。。
Lancersで「コピペチェックしますからね」と念押しして書かれていることが、現状のライター事情を表していると思います。
Webの発達で、ホームページ需要が急増しました。曲がりなりにもホームページを立ち上げるなら「記事」が必要になります。ただこれ、読者にすんなり呼んでもらえるような表現でパシッとまとめるのは、なかなか難しいんですね。自分で文章を書いてみても日記調や読書感想文調になってしまう人が多い。であれば、「手間もかかるし誰か他の人に任せよう」となるわけです。
私自身もこうした需要にあやかっているクチです。Web全盛時代、万歳です。
ただ、こうして需要が増えても、いい書き手はそうすぐには増えないのも現実。ライターの育成は急務でしょう。いい書き手・発信できる書き手に増えてもらいたい。
地位を向上させるために
※今回はライターに範囲を絞って「フリーランス」について語っています。他分野はまた違う話もあるかもしれません。そこを汲み取れない点はご容赦ください。
私はフリーランスの地位を向上させたいし、より多くの人に「自由に働く」という選択肢を提供したい。
本来、仕事というのは生活の一部に過ぎないはずです。憲法に勤労の義務はありますが、これは「さぁ今日も労に勤しもう」ということを示しているいるにすぎず「労働の義務」つまり「働くことの強制」を意味しません。他の義務である「納税の義務」に関わるためお金を稼ぐ必要はありますが、それでも「働くことの強制」はないわけです。
いま、日本では「働かざるもの食うべからず」「正社員こそが正義」「出世できなければ役立たず」という意識がはびこり過ぎているように感じます。都市化して、第3次産業が他の産業の勢力を上回った結果、サラリーマンが多数派をしめています。そうした背景や「派遣社員」の意味合いが歪められて世間に広まってしまった結果と言えるでしょう。
しかし、私は声を大にして言いたい。すべての業種に置いて「働く」とは「正社員」になることが全てではない。あくまで「正社員」は働くスタイルの1つであって、他にも働き方は色々あるわけです。(ここらへんはちょっと受け売りが過ぎますね(汗)失礼しました。)
ですが、このことをうまく理解できない人が多いです。だから契約主体としても個人より法人、そこそこの規模のある企業の方が信頼性も高い。確かに、何かあった際のリスクを回避するには個人事業主よりも法人の方がバックアップ体制はしっかりしているでしょう。しかし、できることの能力は個人も法人も関係はないはず。個人でも、きっちりまとまった仕事ができるのです。
では地位の向上や知名度を高めるにはどうすればいいのか。
まずは個々の能力をひたすら上げることが大事でしょう。そしてフリーランスとしてまとまって声を上げることができたら、いいな。
と思っていたら
このコロナ騒動です。リモートワークを余儀なくされた方は日本国内でも相当数にのぼるでしょう。
「自宅で働くスタイルもある」ということに気づいた人は多く、また「オフィスで働く必要はない」ということに、ある程度の人はメリットを感じたと思います。これは大きい。
もちろん、対面でのコミュニケーションが大事という人も一定数いることでしょう。「自宅じゃ集中できなくて仕事ができない!」という人も大勢いるかもしれません。しかし、多くのオフィスワーカーが自宅での業務を経験した。我々のクライアントでも、よりリアルにフリーランスのスタイルを理解できた方がいるでしょうし、「こんなスタイルをもとからやってる人がいるのか!仕事任せてみたい。」と感じて新規クライアントも増えるかもしれません。
このコロナ騒動は、なにもビデオチャット業界だけが盛り上がる話ではないのです。フリーランスも地位向上を図る上で絶好の機会。私もこのビッグウェーブに乗ります!そして、そのためには性能の高いパソコンが必要です。
もっと多くの人に働き方の自由を
粛々と仕事をこなし、提案を増やし、自己アピールも増やしていく。フリーランス1人ひとりがこうやって活動していくことで、質も向上するし、知名度は上がっていくことでしょう。それは、働き方にがんじがらめになっている日本人を解放することにも繋がります。
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