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4歳の幼児の肌トラブルでの備忘録
イタリアに旅行中にトラブルに遭遇し、現在進行中なので備忘録。
バスから降りたら、いきなり水疱が!
6月上旬のイタリア滞在中、機会があったので世界最古の共和国「サンマリノ共和国」に行ってきました。11世紀頃に成立・1631年に教皇の独立承認という長い歴史を持つ国です。
イタリア北部のリミニという街からバスで向かいました。
現地では、独立の象徴の3つの砦と旧市街をメインに観光しました。
さて、観光が終わり、バスに乗りリミニに帰ってきたときです。4歳の息子足に水ぶくれが!しかも3cmくらいでめちゃくちゃでかい!ぷくーっと膨れた形で当の本人よりも、見つけた親のほうがあたふたしうてしまいました。(少々グロテスクなので画像掲載はやめておきます。)
どんどんデカくなる!→薬局へ
必死にネットで症例を探すも、なかなか出てきません。
虫に刺された?日焼け?植物?そして時間が経つごとにみるみる大きくなっていきます。
取りも直さず、開いている薬局にヘルプを求めると、(イタリア語はできないので身振りと英語で、状況説明に必死です)虫ではないか?と。とにかく潰してクリームを塗り、絆創膏を貼れと指示をいただきました。
ネット上での日本語情報でも、「大きな水ぶくれは早期に潰したほうが痛みがひく」と出ていたので、ホテル帰着後、暴れる息子をおさえつつ水疱を潰すことに。
薬局では注射針を提供してもらいました。これを使い、潰します。購入したクリームは銀が含まれていたようです。
潰したあとは1日1回絆創膏を貼り替え、クリームを塗り直しました。
帰国して空港で第二弾!
筆者はドイツに住んでいます。イタリア旅行から帰ってきた後、空港で、またまた水疱を確認、この時は右足になんと3つ、3cm級の水疱が出ることに。えーっ!!!!!!です。
加入している保険会社が乳幼児向けの電話医療相談を行っていて、息子・娘のトラブルの際よく利用しているのですが、今回も電話してみました。
伝えた内容は以下の5点。
3cm級の大きな水疱が片足に3つできている。
イタリア旅行から帰ってきたばかり
1週間前に山に登った
海水浴の影響で日焼けしている
とても痛がっていて歩けない
対応してくれた小児科医は、破傷風を疑いましたがワクチンは接種済みの件を伝えました。すると、視認できない以上、大がかりな応急処置は避けたい。また水疱を破ることによる細菌感染も避けたいとのことで、現状維持を勧められました。
急遽、救急外来へ
翌日、かかりつけの小児科医に行くも、こんな大きな水疱が3つもできるのは見たことがないとお手上げの様子。皮膚科受診を勧められました。熱が出たら即救急車と念を押されました。この時点で金曜日。
週末、皮膚科は開いていません。日曜日になり水疱が2つくっつきそうになったため、これはまずかろうと小児専門救急を受診。ここで親身に話を聞いてもらい、皮膚科医のアドバイスも受けながら水疱を潰すことを決断。翌日皮膚科を受診し、軟膏を処方されました。
(小話ですが、水疱や水ぶくれと言うのは1つの袋ではないんです。いくつか分かれていることもあるため、穴を開ければすべて水が抜けるというわけではありません。徐々に徐々に穴を広げ抜いていく、ちょっと痛い過程です。息子、よく頑張った!)
その後の経過
イタリアで潰した方は、発疹後その日のうちに潰したことが功を奏したようで、小さくまとまり、10日後、きれいにカザブタが剥がれ新しい肌が再生しました。
帰国後潰した方は、発疹後3日がたってからの処置でその間水疱が巨大化したこともあり、10日経った後もまだ焦げ茶色の薄いカサブタが残っています。
まとめ
いま思い返すと、イタリアでの薬剤師さんの処置は的確だったなと感じます。意図せず、イタリアとドイツの対応の差を感じましたが、後の危険性を感じていても、大きくなってしまった水疱は破るのが定石のようです。
どうも水疱は、内部で皮膚再生がなされているわけではないようです。カサブタができたほうが治りは早いように感じました。
もちろん、すべてのケースに当てはまることはありませんし、清潔でない注射針やナイフを使用すれば細菌感染のリスクは格段に上がります。あくまで私見で、強くおすすめするわけではありません。
旅先でのトラブルの備忘録としてまとめました。ただ、水疱発生の可能性として以下の3つが挙げられるのですが、こんかいはどれが当てはまったのかは、結局わからずじまいだったのは、ちょっぴり怖いところではあります。
「3cm級の巨大水疱の原因」
重度の日焼け
蚊やダニなどの虫刺され→軽度アナフィラキシー
ジャイアント・ホグウィードの樹液付着→光線皮膚炎
(今回どれも当てはまる可能性はありました。)
次回、水ぶくれに遭遇した際は、もちろん専門家のアドバイスは受けますが、極力破る方向で対処しよう。
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