すずめの戸締まりを観てきました
先日、すずめの戸締まりを観てきました。
映画館で映画を観るなんてよっぽど観たい映画じゃないとしないのですが、今回はよっぽど度合いが高まったので時間を見つけていってきました。
新海誠さんの作品は大好きで、それはストーリー性とか映像が綺麗というものもあるのだけれど、その時代の必要なタイミングでメッセージをくれるところなんです。
「君の名は」「天気の子」
と、時空を超えたり、超越した存在を目に見える形で表現されているところや、宇宙からのメッセージ性が強いのが印象的でした。
何度観ても感動と、地球に生まれた私たちの使命を思い出させてくれる貴重な映画だと思っています。
必要なタイミングで意図して映画を公開してくれるまさに神!的に存在なんです。
とはいっても、映画作品はどれもとても深く、「すずめの戸締り」に関しては、まだまだ意図を紐解いている段階です。
何度も観ないとね。
もうね、一人で観に行ったのだけれど、一人で良かった。
途中から涙と鼻水とでぐちゃぐちゃになりながら、持っていたポケットティッシュがなくなってしまって最後大変だったんだから(笑)
主人公のすずめのネーミングにしても、舞台となる場所など、古代の神話を感じるパーツがところどころにちりばめられています。
地震や災害を鎮めてくれている「要石」という重要なキーワードが出てきますが、
それは、今の地球規模で起きている私たち地球人全員へのメッセージなのかと。
一つは、日本の自然災害から守ってくれている大事なものを怒らせないで
=自然に調和しない人間への戒め。
(起こされた)災害や(つくられた)病気に命を奪われた人たちの魂って
「そういう経験をするために地球で過ごした」だけじゃないのかもしれないな。
それが魂が経験したかったことなのかというと疑問が残るし、その魂も鎮められてしまうのだろうか?
物語の後半は、3.11の震災の場面になってくるんだけど、
あれから12年。
震災後のボランティアで看護師としてお手伝いさせてもらった経験があるのだけど、そのときに出逢った未就学の女の子を思い出した。
両親を失ってしまって、避難所の体育館で過ごしていた姿・・・
まだ状況をうまくつかめていない幼い心を思い出した。
あの子は今どう過ごしているのだろう・・・
もしかしたら、真実を知って、とても辛い思いをしているかもしれない。
「要石」が意図するもうひとつは、
もうひとつはそろそろ、「要石」を押しのけて
魂レベルで目を覚ますべきだよという合図でもあ流のではないかと思った。
新しい時代が来たんだから、今までの常識や世界観から抜け出せよという意味。
過去の扉は閉じて、自分だけの扉を見つける。
パラレルワールドへの移行を意味しているかもしれないなと思った。
あと私をこんなに泣かせたのが
時間・空間などを超えて母性的な要素も加わっていたところ
震災の現場の孤児の子を思い出したのもそうだけど、小学1年生の自分の娘ともリンクして、号泣要素になったと思う。
そして物語の最後のシーン。
過去と未来の自分のやりとりがあるけれど、ハイヤーセルフの存在そのものだよね。潜在意識として深くつながっていたからこそすずめが要石の扉に導かれたんだよね。
そう、つまり全てはつながっている・・・
という深い映画・・・
まだまだ読みとり切れていないので、また観る時々で違った視点での氣付きがありそうだなと思った映画でした。