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空木 289-17/21Ⅹ
おととい書いた百日紅は、真夏から秋にかけて咲くそうで、どうやら違う花木だったようだ。百日紅だと思った花と似たような花が道路わきにあったのでさんとすさんに聞いてみたら空木だという。空木の花のことを卯の花ということも初めて知った。あー、この花を卯の花というのか。
髄(ずい。茎や根の中心にある部分)が空洞になっているので、「空ろ木(うつろぎ)」が変化して「空木」になった。 (「季節の花300」から)
さらにさんとすさんは、空洞になっているから燃えやすいので、家の近くに植えるのは避けられると言っていた。そして空木は火のつく字があった気がすると言っていた。
君知るや空木の花の甚三紅
甚三紅は、「黄味がかった紅色」のことである。
卯の花と聞いて思い出した「夏は来ぬ」。その歌詞、五番まであるのか。
一 卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ ニ さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ 三 橘(タチバナ)の 薫る軒端(のきば)の
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ 四 楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ 五 五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(クイナ)鳴き 卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ
異存・難色の発声(十回でアウト)
「定位置においていただきたい。」「どこほっつき歩いているのかしら。」
やっぱり不機嫌なときよりフラットなときの方が異存や難色の気持ちをもつことは少なくなる。あたりまえと言えばあたりまえか。