田鼠化して鶉と為る・八十ハ夜・逃水・春の海・燕 628-0/21Ⅳ
穴多し田鼠化して鶉と為る 暦
さしぼを探しにしゅったときのこと。野山を登っていると、ぱめらちゃんが、もぐらの穴だと教えてくれた。言われてその穴に気づいた。
季語の使い方は違うと思いつつも、使ってみたかったので詠んだ。この季語は、「七十二候のひとつ。清明の第二候、陽暦四月十日~十四日までのあいだ。田鼠はもぐら、うづらはフナシウヅラ。もぐらがうづらになるという実際にはありえないことだが、春になり地中のものが地上に出て活動すると考える事ができる。(きごさい歳時記)」とある。さしぽ探しにしゅったのが、四月十二日だからまさにぴったりの時期だ。
前に七十二侯について調べたとき、自分で書き留めていたものを見返したら、晴明の第二侯(通しで第十四侯)は「鴻雁北(こうがんきたす)」とある。略本暦では鴻雁北で、宣明暦では田鼠化して鶉と為るということである。
連休の隙間八十八夜かな 暦
きょうは、八十ハ夜である。
逃水を乾いたと言う子やおかし 暦
春の海父働きし白き竜 暦
あちこちのナンバー駐車燕かな 暦
異存・難色の発声(4回でアウト)
アウトだった。
きょうの日の出時刻はきのうより1分早くなり、日の入り時刻はきのうより1分遅くなった。日の長さは、冬至から4時間32分伸びた。