秋の山 332-0/21Ⅴ
山ガールのぴーちゃんと山に登ってきた。
秋の山舞鶴の実や鼠色
何の実かぴーちゃんに聞いた。舞鶴草は季語なのだろうか。歳時記によって違うのだろうか。
尋ねし名輝くその葉岩鏡
岩鏡は晩夏の季語である。光り輝く葉っぱの名まえをまたぴーちゃんに聞いたら「うちわいわかがみだ。」と答えてくれた。
ほうきたけ土からいずるサンゴ礁
小さなサンゴ礁のようなきのこは、ほうきだけだと教えてくれた。白いのと赤いのを見つけた。これは無季の句か。
頂上や流れる雲と赤とんぼ
下山道ミズの束包む蕗の葉
ミズは蟒草(うわばみそう)のことで、「ウワバミ(大蛇)の住みそうな暗くジメジメした所に生えることから名付けられた。」ということである。蟒草であれば晩春の季語である。ぴーちゃんが蕗の葉を手にとったので食べるのかなと思っていたら、収穫したミズの束をさっと包んだのでかっこよくて尊敬した。蕗は夏の季語である。
山野の湿った所に生え、ミズとかミズナと呼ばれ山菜として珍重する地方もある。イラクサ科の多年草。茎は赤みを帯び、節の小さな瘤のようなふくらみが、むかご状になる。葉のふちは鋸歯状で五センチから十センチくらいの長楕円形。雌雄異株。 (「きごさい歳時記」から)
きょうは、全身を使って体が喜んでいるようだった、
異存・難色の発声(5回でアウト)
たくさんの愚痴によりアウト。
聞いてくれる人がいて愚痴もこぼせる byみつを
そして聞いてくれたあと、「淡々とやるだけだよ。」と言うさんとすさんに敬服した。
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