夏衣 297-0/21Ⅴ
湯上がりの夏衣から硫黄の香
自作の上の句は、表したい状況とは違う。
硫黄の香包んで涼し夏衣
こっちである。
異存・難色の発声(5回でアウト)
きょうは、セーフ。
2020.6.17追記
二番目の句の「涼し」は夏の季語であった。作るときにふとよぎったもののすぐに忘れてしまった。本当は形容することばは余計な気もする。形容詞を使うとすれば、
硫黄の香包んで軽し夏衣
こうして見ていくと、一番目に作った句の方が状況をはっきりさせていいような気もしてくる。ただ、夏衣からというより、夏衣の中、つまり体の方からという方が正確である。
湯上がりの硫黄の香り夏衣
これならどうだろう。