きょうの一日 265-1/21
毛氈干して赤がまぶしい春日
春の丘見下ろす学校静まれり
抜ける空松杉つぼみ花筵
春空に溶け込む響きサキソフォン
啄んで桜落とせり雀かな
屋外に五時間くらいいた。おかげでたくさん句を作ることができた。俳句のことを考えていると、普通のことも俳句にしようとしていることに気づく。五時間も外にいて家が恋しかったこととか付き合うのはしんどいこととかをどうやって句にしようかと考えて時間がどんどん経っていく。文章にすればこのようにあっさりと書ける。作った句の出来は別にして、ちょっと俳句病と言ってもいいような感じである。「何でも俳句にしたい病」とでもいうような…。