ペースセッティング

同僚との会話

「新聞はっ?明日はっ?」

うるせぇなぁ…まだ今からだわ…

「見せてみろ…アスク…コンナモンダ…だな!アスクコンナモンダ!予想なんてコンナモンダ!」

ダジャレじゃねぇか…まぁ、有力ではあるだろうけどね

「前半58秒だわ!58秒!」

まぁ勢いで言ってる割にはまぁまぁなこと言ってるな…
確かに千六なら前半58秒ってのはあるタイムだけど、明日雨だぜ?

「雨降るとなんかあるのか?びしょ濡れで走りにくいですってか?」

まぁそんなもんだ。走りにくいからペースは落ちる。だからこそ前目のポジションの子が有利にはなりやすいかな?

「アスクコンナモンダは…」

差してくる…後ろ目からラストスパートにかける子だね。
で、後ろ目から行きたい子が内枠。早めに前に行きたい子たちが外側に集まってる。こういう時には荒れやすかったりするんだよね…

「今回はそんなこと関係ないな!俺も走るなら外側からスタートしたい!でも、今回は逆!内側だわ!内側!1-2-3番で決まりだわ!」

なんか無理やりまとめた印象しかないんだが…

まぁ、競馬に興味がない、口だけ出したい人との会話はこうなりがちだが、少しずつ競馬の流れを理解しつつあるのが笑える

確かにアスクコンナモンダは有力かな
でも自分が注目したのはペースセッティング
クラシックには縁がなかったが、シンザン記念で2着
3歳馬でこの時期斤量も軽い
外めの枠で行く馬も見当たらない中、前のポジション取れたらうまいこと残ってくるんじゃないかな
ペースセッティングと同僚おすすめのアスクコンナモンダ。
ペースセッティングと同じく3歳馬、クルゼイロドスル
58㌔だけど成績安定のヴィルヘルム
そして悩んだ牝馬二頭
シュヴェルトライテとルージュラテール
最終的に軽い斤量のルージュラテールを選択して3連複5頭BOXを購入
さて…

いいスタートを切ったペースセッティング
押して押して先行争い
さらに押して押してハナを奪う
この予想も十分あったので想定内
先手を主張しペースを作る
ポジションが決まれば後は落ち着かせる
スゥ~っと引いて後続との距離を測る
かかることはせず、落ち着いた感じ
2番手に1馬身差をつけて3コーナーへ
詰め寄られても慌てるそぶりは見せず4コーナー
コーナーワークで内側を利して1馬身差を広げ直線へ!
すぐに追い出すことはせず後続の出方を伺う
後方で足を溜めていた馬たちが一気に襲い掛かる
それに呼応するかのようにムチを入れるペースセッティング
引き離そうとするペースセッティング
追いすがるアスクコンナモンダ
差を詰めるシュヴェルトライテ
内を掬ったアスクコンナモンダ!
ゴール前、アスクコンナモンダに交わされてペースセッティング2着
3着はシュヴェルトライテ

シュヴェルトライテ!?

あ~~~…
あるよねぇ…
最後に迷って切った方が来る競馬あるある
定型文(2) 
とかになりそうなヤツ…
で、3連複2万つくという…
まぁ、今までにもこんな経験はたくさんしてきてるんでね…
今更…ね…
あ~~~…2万かぁ~~~…

まぁしゃ~ない
で、ペースセッティング
逃げの手を打つのは予想の範疇
で、うまく立ち回れたんじゃないかな
前半2ハロン目が10.9
それ以降11秒中盤から後半並べてってのができれば逃げの手も使っていけるんじゃないかな。
ゴリゴリに行くコがいれば譲って二番手。本来の形にもできるし
ちょっと幅は広がったかな
最後差されちゃったのは標的にされちゃったが故…かな
ラスト1ハロンが12秒台
ちょっとタレちゃったかな
千六であれば重賞戦線でも力は出せそうかな

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