東京サラブレッドクラブ2021募集馬考察
皆さまお久しぶりです。Clayです。40口クラブをはじめ2021年度の募集が各クラブで始まっていますね。新馬戦も始まるこの時期は毎年ワクワクしますよね。実はついに40口クラブであるGⅠサラブレッドクラブに入会申し込みをしてしまいました。とはいえ弱小サラリーマンの私としては高額馬を何頭もチャレンジというわけにはいかず、1頭入魂で入会チャレンジという形です。人気の募集馬でしたので当たればラッキーぐらいに考えています。
さて本題へ入りますが、個人的に一口ライフとしては最もお付き合いの長い東サラも、今週21日より募集が開始されました。20日にカタログが到着し一通り眺めた全体的な印象としては失礼ながら「イマイチ」というのが第一印象でした。ただ翌日にHPに動画がUPされ全頭見ていくと、カタログとは良い意味でかなり印象の異なる馬が多く、この数日間動画を何周か確認していました。想定外にクラブから申し込み状況が公開されてしまったため後出し感は否めませんが、あらかじめオススメ馬をピックアップしていましたのでご紹介します。皆さまのご検討の参考になれば幸いです。
1.レッドマジュール20(Sランク)
動画で印象が大きく変わった一頭。肩とトモ周りの筋肉、毛ヅヤ、皮膚感すべて文句なし。一級品です。直飛気味なのと繋がやや立ち気味ですが気にするほどではないでしょう。5月生まれということもあり現状は小柄ですが馬体のバランスは抜群ですし、管囲も十分。このまま順調に成長してくれれば、大きな仕事をやってのけるかもしれません。
5.ドライヴンスノー20(B+ランク)
パーツパーツに立派な筋肉がついており、見栄えのする馬体をもつ一頭。一歩一歩がパワフルで力強さを感じる反面、素軽さにはやや欠ける印象。若駒にはよくありますが右前脚がやや湾膝気味のため、重厚な馬体を支え切れるか若干の不安はあります。ただ管囲は21cmと十分にあり、杞憂に終わるかもしれません。エピファネイア×Storm Catという配合からもパワーのいる馬場かダート向きかもしれません。
15.レッドジゼル20(Aランク)
見れば見るほど印象が良くなっていった一頭。肩やトモ周辺には立派な筋肉がついており、力強い歩様で測尺からも足元の不安は感じません。馬体のバランス・完成度という観点では募集馬の中でもトップクラスで、産駒が初年度となるサトノクラウンの実力をはかる上では十分な好素材とみています。すでに450kgあり、大きくなり過ぎないかだけ気になるところです。
18.ジョリージョコンド20(Aランク)
同じロードカナロア産駒の募集番号1と双璧をなす好素材。カナロア産駒にしてはトモ周りにそこまでインパクトを感じないものの、肩周りの筋肉は十分で、皮膚の薄さからも非常に見栄えのする一頭。首の長さからもザ・スプリンターという感じはせず、マイル~1800mが主戦場になるでしょう。測尺も文句なく、預託厩舎からも期待の大きさがうかがえます。
19.レッドアヴァンセ20(Aランク)
東サラのアワブラともいえるエリモピクシーの血を受け継ぐレッドアヴァンセ待望の初仔ですが、その期待に応えうるグッドルッキングホースです。つくべきところにしっかりとついている筋肉、初仔とは思えない十分なサイズと馬体面では申し分ありません。No.18以上に胴に長さがあり、2000mぐらいまではもつかもしれません。歩様がやや力感不足に映るのは筆者が天邪鬼のせいでしょうか。
24.レッドファンタジア20(Aランク)
毎年大人気のレッドファンタジア産駒、今年は父エピファネイアです。父が変わっても兄同様に素晴らしい馬体の持ち主で、皮膚感や筋肉の柔軟性では募集馬の中で1番かもしれません。青鹿毛の非常に見栄えのする馬体で、気性的にも芯の通っていそうな顔に好感が持てます。歩様などはまだ非力で幼さを感じますが、産駒の牝馬では初めて重賞に手が届くか、その期待をかけたくなる一頭です。
26.ブルーミングアレー20(Aランク)
胴が詰まっており、ガッチリとした肩周りの筋肉、短い首差し、丈夫そうな脚元といかにもダイワメジャーという好馬体の持ち主です。まだ前傾姿勢でトモ周辺は産駒にしては標準的ではありますが、逆に皮膚の薄さや筋肉の質からは素軽さも感じられ、芝でも十分にやれそうな印象です。名調教師の元トレーニングを積んでしっかり成長していければ、オープンクラス・重賞と狙える器かもしれません。
27.トリニティプレイス20(Aランク)
1月生まれで完成度の高い一頭。筋肉量豊富でカタログではやや重厚に見えますが、歩様は重苦しさはなく、皮膚の薄さや筋肉の柔らかさが目につきます。測尺も十分で丈夫そうな点も好印象。大きくなり過ぎなければ芝中長距離路線で息の長い活躍をしてくれるでしょう。非ノーザンではありますが、今年度募集馬のダークホースと見ています。
33.ストーミーレニー20(B+ランク)
黒光りする好馬体の持ち主ですが、各パーツを見ても作りがしっかりしておりとてもバランスの良い1頭です。まだ踏み込みに甘さは残るもののトモの筋肉は素晴らしく、質感からも柔らかみがあり硬さは感じません。性格の良さそうな表情も〇。価格的にも面白い一頭。
以下、Bランクの募集馬については寸評で記載します。
2.ロマンシングジェム20:筋肉量〇。重心低めでパワーありそう。繋が短くかなり寝てる。遅生まれでこれからの成長に期待。
10.レッドクラウディア20:馬体の作りは悪くないが前傾気味でバランス△。筋肉量ほど良い。前脚の出が若干硬め。
12.レッドマジュール20:肩周りかなりごつい反面、トモ周りはややのっぺり。パワーありそうで脚元次第。これからの成長次第。
22.リュズキナ20:上半身〇でバランスは良いがトモがやや頼りない。歩様もちょこちょこという感じで良馬場前提のイメージ。
23.プラヤデシエルタ20:母特有のタテに尖った体型。筋肉の質感は悪くないが、とにかく細身。成長して幅が欲しい。
37.オジャグワ20:筋肉量〇。父譲りの柔らかい動きも良い。胴詰まりで主戦場はマイル以下。1つ勝てれば楽しめそう。
41.インフレイムド20:いかにもダート馬という感じの硬くゴリッとした筋肉の鎧。歩様も力強くスムーズ。ただ馬体重450kgは欲しい。
以上となります。毎回のお断りとなりますが、あくまで素人の個人的な見解ですので、出資に関しては自己責任でお願いします。
それでは皆さま、引き続き良い一口ライフを♪