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DMMバヌーシー2023募集馬全頭チェック

noteではお久しぶりです。Clayです。
お読みいただきありがとうございます。
 
コロナ禍と出資馬選びの迷走期が重なり(笑)、なんとなく塞ぎ込んでしまっていましたが、自分なりにいろいろ勉強を重ね、またこの7月に人事異動で職種含めてだいぶ環境が変わったのを機に再開することにしました。
 
いよいよこの8~9月に控えた本命キャロットクラブの募集に備え、8/8に募集開始するお手頃な頭数(失礼)のDMMバヌーシー募集馬でリハビリも兼ねて全頭チェックしました。皆さまのご検討の参考になれば幸いです。
 
<ランクの目安>
S:重賞
A:オープン
B:2~3勝クラス
C:1~2勝クラス
D:未勝利~1勝クラス

1.シスタリーラヴ2022(A)

均整のとれた好馬体で、筋肉はまだつききっていないもののそれを受け入れるフレームは十分。管囲22cmからわかる丈夫な脚元もセールスポイント。
皮膚感・筋肉からはダートっぽいが、歩様は柔らかくキビキビと動けているため、最初は芝で下ろして後々ダートのイメージ。距離は2000m前後でそこそこ斬れもありそう。
お値段が気にならなければ、堅実な走りで長く楽しみたい1頭。

2.ステファニーズキトゥン2022(D)

皮膚が薄く毛ヅヤも良く、馬体のバランスは悪くないものの、トモを中心に非力な印象。
筋肉は柔らかそうで芝向きだが、馬体も動きもメリハリ欲しい。
距離はマイル前後で斬れはそこそこありそう。立ち繋はクッションきいているので問題なさそうだが、管の細さとお値段は気になるところ。

3.サマーハ2022(C)

いかにもロードカナロアといった詰まった胴に筋肉質でバランスのとれた好馬体。
歩きもキビキビとした首を使ったリズムの良い歩様。前肢の出が硬いのはオフセット気味の右膝の影響か。前肢が若干反り気味だがよく見かけるレベル。胸の深さは標準、上腕の長さ、繋の角度、測尺も素晴らしい。母が高齢になり産駒の成績が下がってきていることと、前脚に目を瞑れれば。

4.リトルモンスター2022(A)

均整のとれた好馬体でバランスの良さは本ラインナップ随一。
ピカピカの毛ヅヤからわかる体質の強さと、胸の深さ、上腕の長さ、測尺も文句なし。
2,000m前後で長くいい脚を使いそう。ただ周囲を気にしたり歩様が一定しなかったりと気性は荒そうで、歩様もまだ全体的にゆるく、今後の成長・トレーニング次第でどちらにも転び得る感じ。一発タイプか。

5.ロスヴァイセ2022(C)

コンパクトにまとまった馬体で皮膚感や筋肉の柔らかさなどはセールスポイント。
歩様については下半身はスムーズでキビキビ動けているが、左前の出が悪く左右バランスが少し気になる。今後の育成でどこまで修正できるかが鍵。
馬体重430~440kgくらいにはなりそうでそこまで大きくはないものの、管囲(19.2cm)もやや気になるところ。良血の成長力に期待。

6.モルガナイト2022(B)

バランスのとれた好馬体で毛ヅヤの良さや胸の深さ、上腕の長さなどセールスポイントが多く、総合的に高め。
トモがまだ非力で歩様の力強さはまだ欠けるが、柔軟性のある動きはさすが良血といったところ。適性は芝マイル前後か。
母が高齢になってきておりホームランは難しいかもしれないが、2~3つは期待できそう。

7.レインオンザデューン2022(A)

毛ヅヤがよく黒光りするフレームのしっかりした馬体。まだ肩やトモなど身が入りきってなく全体的にゆるく映るが、長躯短背で胸も深く、今後の成長次第では素晴らしいフォルムに成長する可能性を秘めている。
前が若干硬めで弓っぽいものの、歩様はやわらかくゆったりと動けており、ドゥラメンテ産駒はこの時期の完成度が高くない方が化けることもあってギャンブル性の高い1頭。ただ目や仕草からもわかる通り気性はきつそう。

8.レディアンジェラ2022(C)

重心が低くガッチリとしたパワータイプの好馬体。いかにもダートの短距離が合いそう。
歩様はキビキビと動けており脚元が丈夫そうなのもグッドポイント。
後肢の踏み込みが浅いが、トモがしっかりしてくれば解消されそう。
非サンデーで母系も重厚なためどこまでスピードに対応できるかが鍵。

9.リリーオブザヴァレー2022(D)

上体のボリュームが素晴らしく、肩周りや大きなトモが目を引くが、一方で脚周りが頼りない印象。400kg台後半まで成長しそうなため、管囲(19.1cm)は懸念点。
まだ子供っぽく、うるさかったり頭を上げたりして歩様が真っすぐ安定しない気性面も気になる。適性は力の要る芝のマイル~2000mあたりか。

10.アイアムカミノマゴ2022(C)

大きなフレームに太い首差し、深い胸前と栗毛の見栄えのする馬体。
丈夫そうな脚元から繰り出される歩様は十分に推進力があり、首でリズムとって堂々と歩けており好感が持てる。
上がダートで成績を残しており、500kgをあっさり超えてきそうな大きな馬体からも適性はやはりダートか。距離は大きなストライドが合いそうな1800~2100mあたりと思われ、あまり父エピファネイア感は感じられない。

11.キストゥヘヴン2022(C)

コンパクトにまとまった、いかにもロードカナロアといった感じの馬体。カナロア産駒の牡馬であればもう少しトモのボリュームが欲しいところだが、歩様はやわらかみがありキビキビと動けており、今後のトレーニング次第といったところ。斬れはありそうで適性は芝1200~マイルまでか。時期的なものか少し皮膚病のようなものが見られ、母が高齢ということからも体質面はやや気になるところ。

13.オーサムフェザー2022(D)

パーツパーツは標準的な造りで毛ヅヤもまずまずだが、筋肉や関節からあまり柔軟性は感じられず、動きはぎこちない。肩の出が悪く後肢の踏み込みも浅く、反った前脚とあまりクッションのきいていない立ち繋もリスクが感じられる。適性はダート1600~1800mあたりと思われるが、まずは順調にトレーニングを積めるかが課題。

14.ラヴインザダーク2022(C)

全体的にがっちりとした筋肉質の馬体だが、動きに重苦しさはなく短距離のスピードタイプ。
歩様も堂々と真っすぐ歩けており、毛ヅヤの良さも〇。総合的に平均点以上の馬体。
気になる点は立ち気味の繋と、右トモの入りが甘く左右バランスが良くないため、下半身は今後のトレーニングで修正したいところ。マイル以下であれば芝・ダートどちらも走れそう。

15.ミスラゴ2022(D)

尾花栗毛とソックスが目を引く馬体で、コンパクトなフレームで血統通り短距離向きの印象。
決して小さな馬体ではないが、まだ筋肉がつくべきところについておらず全体的に非力に映る。トモの容量も物足りなく、パワー不足が懸念。
四肢の出が硬く、可動域も狭くモソモソといった歩様で、今後の成長力に期待したいところ。

16.ルナティアーラ2022(D)

こちらはミスラゴ2022以上にまだ子供の馬体をしており、5月生まれということもあるが370kgという馬体重からも時間はかかりそう。
ただ動きはキビキビと水準の歩幅で歩けており、心身ともに成長してくればある程度の馬体にはなりそう。管の細さもあり十分な調教が積めるかどうか、いずれにしても長い目で見たい1頭。適性は芝のマイル前後か。

17.ファイナルドリーム2022(C)

毛ヅヤの冴える青鹿毛の馬体が目を引く馬体。父ナダルっぽくないスラリとした体型でしっかりした筋肉がついており、馬体の下地としては高め。
かなりの寝繋であることと、左後肢の入りが悪く左右バランスが懸念点。
脚元がしっかりしてそのあたりが解消してくれば芝のマイル前後でそこそこ楽しめる1頭かもしれない。

18.エスジーアンクル2022(D)

太い首差しに深めの胸と上半身はしっかりしておりパワーはそこそこありそう。
一方でトモの容量・筋肉に物足りなさを感じ、上下半身がかなりアンバランスに感じる。
歩様はのんびりしており気性はおっとり、脚元は丈夫そう。ただ歩様からも後肢の力感不足は明らか。適性はダートのマイル前後で、どこまでスピードに対応できるか。

※No.12 カリーナミア2022は募集中止

以上となります。毎回のお断りとなりますが、あくまで素人の個人的な見解ですので、出資に関しては自己責任でお願いします。
 
それでは皆さま、引き続き良い一口ライフを♪


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