
#99 「今期5人の監督を育ての親」
おはようございます。
【才能を最大化するマネジメント参謀】のなかけんです。
さて、本日の本書は、
野村ノート/ 野村克也
2022年のプロ野球監督を見ると、驚くべき事実があります。
ヤクルト・高津臣吾監督
阪 神 ・矢野燿大監督
日本ハム・新庄剛志監督
楽 天 ・石井一久監督
西 武 ・辻発彦監督
セパ合わせて12球団のうち、5人の育ての親は、野村監督という名監督ぶり。
果たして、どんな秘密があるのでしょうか?
そして、野村監督が意識していたのはこちらです。
財を残すは下、事業を残すは中、
人を残すは上なりされど、財なくんば事業保ちがたく、
事業なくんば人育ちがたし
その言葉通り、数々の選手を育成して、育て上げた野村監督。
また、野村再生工場・ID野球など、数々の逸話を残した
野村監督の前では【なぜ教え子が育つのだろうか?】
と気になり、本書を手に取ってみました。
結論は、プロ野球選手に【理論】と【人間力】を持たせるのが教え子が育つ理由だと感じました。
【理論】を知らないと、人に教えられない。
【人間力】がないと、人はついてこない。
本書を通じて、気になったところです。
◆ 頂点に立つということは小さなことの積み重ねだ。
◆ 人として生きる以上、人生と仕事は切っても切り離せないものとなる。人間は仕事でもって人生を生き抜いていき、仕事のなかで人間形成がなされる裏を返せば人格が仕事の成否を左右するのである。
◆ スコアラー9コマが当たり前の時代に、81マスを導入した。
> 分析はここまでするものなのかと、度肝を抜かれました。
◆ プロフェッショナルとは「当たり前の事を当たり前にやる」
◆ 管理する者は、絶対に結果論で部下を叱ってはいけない。
◆「言葉は力なり」。言葉がなければ、何も伝わらない。
◆仕事をするうえで必要なこととして3つの能力が必要とされる。
「問題分析能力」「人間関係能力」そして最後のひとつが「未来創造能力」である。
(※阪神の遠山選手がスランプの時)には、「思考が人生を決定する」と何度もいってきたが、彼は自分が生き残れる道を私とともに考え、その答えとしてシュートを覚え、シュートの効果をより高めるために腕を下げた。そうすることで、見事に蘇った。われわれが教えられることといえばその程度のことである。だがたったそれだけで、ひとりの選手の野球人生が大きく変わったのだ。
>たった、それだけで!?ちょっとのコツが大きく変わる。
◆リーダーについて念頭に置いたこと
① リーダーいかんによって組織全体はどうにでも変わる。
② リーダーはその職場の気流にならなくてはならない。
③ リーダーの職務とは「壊す・創る・守る」。
どんなリーダーに出会ったかで、人生は大きく変わりますね。
そんなリーダーになりたいと思うこの頃です。
最後まで、ご覧下さりありがとうございます。