「何をしても良いが、他人に迷惑かけるな。」←?
この言葉は実際に子供の頃に言われた言葉です。
何かをしたら他人に迷惑は掛かります、他人に迷惑をかけない生き方は世捨人になり、誰とも関わらない様に山の中で生きなければなりません。
海外では子供にこう言います。
「何をしても良いが、他人の迷惑を受け入れる様にしなさい」
つまりあなたは誰かに迷惑をかけて生きていかなければならないのだから、他人の迷惑も受け入れてあげなさいということです。
日本の「お互い様文化」
では日本は昔から他人に迷惑をかけてはいけない文化だったのでしょうか?
昔の日本は長屋という住宅に何世帯も住み、食料や水、家事や育児を分担して生活してきました、このようなことから元々は、「お互い様文化」で育った国民なのです。
しかし戦後、国を挙げて経済成長していく時代になると、テレビや電話は持っている家に集まって使うものから一家に一台に変化していきます。
このことがきっかけで、ご近所同士の貸し借りもなくなり、交流もなくなりました。
こうして迷惑をかけちゃいけないと言う概念が生まれました。
しかしこの概念は時とともに発展して、
いつしかコミュニティの枠から飛び出したり、チャレンジしている人に石を投げたり、失敗して誰かに迷惑をかけたらどうするんだと言う同調圧力を産むことにつながってしまいました。
このようにみんなと同じ色に染まっていれば、誰にも迷惑をかけていないと思い込むようになったのです、だが本当にそうでしょうか?
目を覚ませ「お互い様文化」
これからの時代は非常に変化が早い時代だと言われています。
約2年ごとに半導体の集積度が2倍になる(つまり幾何級数的に性能が高まっていく)「ムーアの法則」やクラウドコンピューティングによって、人類の暮らしは大きく変わって、これらのテクノロジーは、昨日までは不可能だったようなことを、きょうには可能にしてしまうほどの凄まじいスピードで進化している。
実際10年前では考えられないような職業が生まれていることからも、これからは「お互い様」と言えるような、
人それぞれの違う色を発揮できる風通しの良い「お互い様文化」が必要なのではないかと思います。
確かに迷惑をかけることは、必ずしも良いことではありませんが、もし迷惑をかけてしまったら、そのぶん「ありがとう」と言ってもらえるような行動を起こすことが大切です。
そして誰かに迷惑をかけられたなら、お互い様と言って受け止めてあげられるおおらかさがある人が社会から必要とされ、同性からも異性からも好かれるのではないかと思います。
会社や家族などのチームに最も大切な「お互い様文化」
または面白い話があり、
「お互い様文化」というものは クリエイティブな生産性の高いチームに共通した要素です。
この要素がないチームは、失敗を恐れチャレンジしなくなる傾向があります。
チームに「お互い様文化」が定着していれば、「チャレンジしてもみんなついてきてくれる」「失敗しても受け止めてくれる」
と思えるから高い価値あるものが生まれるのです。
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