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10年後には無い日本のチャンス[仕事編]


+タコツボ理論でチャンスを掴む+

優秀な人はあらゆる所にいるでしょうが、その多くは役所や会社の身分というタコツボに押し込められています。

何か新しいことをする際に、この優秀な人がタコツボに収まってくれているので、日本国内ではライバルが少なく、それほど優秀ではなくても先行者利益を取りやすく成功している例が多々あります。
なので、最近のビジネス書や自己啓発本でいつも語られているのは、とにかく行動しろという事です。

しかし、なぜこれだけの自己啓発本が行動しろと言っているにもかかわらず成功するのは一部の人なのかと言うと、
「社会的証明」という心理が働いているからです。

「社会的証明」
社会的証明とは他人の行為や大々的に報じられた情報などによって、その後の私たちの行動や判断が影響を受けてしまう人間の心理的原理のこと
例えばSNSで多くの人が「いいね!」している友人の投稿を見ると「いいね!」してしまう。

「社会的証明」という心理は社会人々の流れが「右」であった場合になぜ「右」に行くのか分からないが、なんとなく右に行けば安心するという心理で
これはどのような人間にも当てはまるのですがなぜ右に行くのかということは考えないで良いので非常に偏った考え方になる場合が多く、まさに今の日本の姿であるとも言えます。
なので社会的証明という心理をうまく使って、なぜ「右」に行くのかということを考え、一人だけ「左」へ行くことによってあらゆる分野で先行者利益を取ることができる「隙間」が今はあるので行動をした分だけ成功しやすくなと言えます。

+タコツボから抜け出すことはとても大変です+

これは僕自身が感じたことですが、とても優秀な人物をタコツボから抜け出させようとすることはとても難しいです。
それはなぜかと言うと様々なリスクについて彼らは知っているので、それら全てのリスクをヘッジしなければ行動を起こさないということが起こります。

だからこそリスクを取って行動することにチャンスが生まれるのだということを言葉では分かっているのですが、体験としては持ち合わせていないので言葉で説得してもなかなか行動に移すことをしないです。

そもそもなぜタコツボから抜け出すことができないのかと言うと、日本が長年、親の世代から安定していて画一的な生活をしていれば均一的な幸福が得られていたからです。


もちろんこれらの幸福はいつまでも続かないことはこれまでの人類史から見ても当然なのですが、人間の心理的に「一貫性の法則」と言う心理状態に陥ることで人間はあたかもこの状況が延々と続くと勘違いします。

この一貫性の法則というのがとても厄介な心理状態で、

例えば災害時に「自分は大丈夫だ」「まだ大丈夫」「まさか自分が被災するわけない」と思っていると残念なことに状況が一変し被災してしまうという自らを滅ぼしかねない心理状態だと言えます。

この心理状態はもちろん日々の小さな生活にも浸透しています、

10年後になくなる職業の中に自分の職業があるにも関わらずこのままではまずいと思いながらも今の状況を今の生活を変えるという選択をしないのは一貫性の法則が強く効いているからだと考えられています。

+今タコツボにはまっていると思っているあなたへ+

たこつぼから抜け出す一つのきっかけとして自分とは全く正反対の第三者の意見を取り入れるということが最も簡単かつ確実な方法です。
これは自分の確証バイアスを解消することに有効です
しかし意見を求める相手を間違えるとよりタコツボにハマることになるので注意です。
つまり正反対ではなく自分の集団の中の人間に意見を求めると、「自分が正しいのだ」ということを再認識することになってしまい逆の効果をより高めてしまうことになるので注意しましょう。

ちなみにタコツボにはまっている方に対しての僕の意見はこうです。

「どのような哲学を学んでも得られるものは結局人間は死ぬということです。死ぬという状態は 今の行動が自分の目的になっていない ということを示します、あなたは今生きていると言えるでしょうか?」

+行動を起こすはじめの一歩+

行動を起こす時に「私はやる」と自分に言い聞かせるよりも、

「私はやるかな?」と自分に問いかける方がモチベーションが上がります。

元々人間というものは命令されることが苦手で。

命令口調で言われるよりも「お願いできますか?」などと、やらないという選択を含ませて聞かれる方が「イエス」を引き出す確率が高いです。(イリノイ大学のイブラヒム実験)

思考の中で「今日からはじめるぞ変わるぞ」という風に自分を動かすよりも、「できるのか?」「始められるのか?」という風に自分に問いかける方がやる気も上がりモチベーションが長く維持できます。


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