【報告】視覚障害者のためのアプリ体験会 第5回 触図考察(1)
日時 2022年7月23日 土曜日 午前10時30分から12時まで
場所 横須賀市立市民活動サポートセンター(汐入駅から徒歩2分)
参加者 4名(メンバー2名 サポート2名)
本日はメンバーとサポートの方のみの参加だったので、報告&いろいろ探究駄弁会となりました。
横須賀美術館の点字・触図リーフレット2種を触ってみた
美術館、こういうの発行しているの、いいね。
表紙の写真に触図がついているのが気に入った
矢印の矢の部分はもっと鋭くしたほうがよいかも
点字は片面、だよね。
など、思わず声が出ます。
このリーフレットにはUnu-Voiceが付いていて、それがシールになっています。そのことについて、先日、視覚障害者の方に見せたときの話が話題になりました。
「Uni-Voiceがついていますよ」と伝えると、「あ、これですね。」と、タグがあることを示す「切り欠き」を見つけるより先にシールの凹凸を触ってタグの位置を即座に発見されました。
なるほど! と、とても感心しました。印刷物にシールが貼ってあるのを見るとどうしても「修正シールかしら」と思ってしまいますが、タグをシールにすることで他にも考えられるメリットなど話し合いました。
Unu-Voiceタグについては、どんなものをどのようにUnu-Voiceタグに仕込むかなど、総合的なデザインに関して課題があるかな、と思いますが、今後もシステムの長所を活かしたアップデートを期待しつつ。
Envision AI(エンビジョン エーアイ)が!!
Envision AI(エンビジョン エーアイ)が無料になりました。
有償でも着実にユーザーに支持されて無料化に漕ぎ着けるなんてすごい!「Envision AIが、Seeing AI と比べてよいのは、上下フリックがないことだよねー」「なるほどーたしかにー」些細なことも音声だけだと大きい違和感になることあるよね。などなど…
スマートリモコンのこと
Voice Overが機能するスマートリモコンがある!? どういうこと?
やっぱ使ってみなきゃ、わかんないな〜
説明聞いてるだけでもややこしくて面白い。
聴覚障害者のためのアプリ
今日サポートで、長く手話の活動をされているKさんが参加してくれました。そこで、聴覚障害者のためのアプリなどについてうかがいました。
SpeechCanvas(スピーチキャンバス)今のところ、このアプリが会話をよく認識してくれます。
ただ、文章で表す日本語は、手話と違い、例えば「二重否定」など、表現によっては難解であるため、すべての聴覚障害者が理解できるとは限らないのです。文字で表示されるアプリも「完全とは言えない」ということを知っておくことも大変重要ですね。
対面のときは、手話の電話リレーサービスなどもあるけど、最近では、ビデオ通話を使ってダイレクトに会話をしていますよ。
(この話題のときに「ユニバーサルサービス料」の話がありました。電話料金に加算されている負担金で、後で調べたら、実際の用途は、加入電話、公衆電話、緊急通報の確保といったものでした。)
引き続き、本日の締めの言葉をいただきました
スマホって表面がツルツルだから、障害者には難しいだろうと思い込んでいたけど、むしろ、これでなんでも出来るようになりつつあるとは、驚きながら再認識ですね。
以上、本日の報告ですが、実際の内容はこの10倍くらいの内容です。今日は濃厚でした。
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